HOME > akamon lab ブログ > 文理選択はどうする?大学の学部ってどう選べばいい?

akamon lab ブログ

< 高校生向け学習スタイルの確立と受験勉強のポイント  |  一覧へ戻る  |  共通テストで7割の得点ってどれくらいのレベルなの? >

文理選択はどうする?大学の学部ってどう選べばいい?

大学選びのポイント:自分の未来を見据えて進路を考える

自己分析をしてやりたいことを明確にしよう

まずは、自分自身を振り返りましょう。学びたいもの、興味や関心のあること、将来つきたい職業が何かを考えてみてください。すべてに明確な答えを出す必要はありませんが、ぼんやりとしたイメージだけでも学部選びのヒントになります。

興味のある職業と必要な資格を調べる

具体的になりたい職業や就きたい仕事がある場合、そのために必要な資格や、どこでその資格が取れるのかを調べましょう。資格が必要ない職業でも、その仕事につながりそうな学部を考えてみてください。まずは医者になりたいなら医学部、弁護士になりたいなら法学部といったぼんやりした感覚で問題ありません。

文系か理系かを選ぶ

高校生が将来の進路を考えるとき、最初に出合う分岐点は文系or理系という選択肢です。例えば大学受験では、人文科学系や社会科学系は文系、自然科学系は理系」という枠組みで分類されています。しかし、大学に入ってからの実際の科学系の研究では、文系・理系という枠組みはあまり関係ありません。大切なのは、自分がどの学問に興味を持てるかです。
decision-5291766_1280.jpg

学部と学科の違い

学部と学科の違いを理解することは重要です。大学は一番大きな単位で、その次に学部、その次に学科や専攻と続きます。学部は大きな枠組みで、学科はその中の専門分野です。さらに細かく分類したものが専攻です。例えば、経済学部金融学科では、経済学部で経済を学び、その中でもより専門的な内容を金融学科で学ぶことになります。

学部・学科の調査

同じ名称の学部でも、大学によって設置されている学科は異なります。また、学科やゼミによっても学ぶ内容は変わります。自分の興味があることが学べるのはどこか、学部だけでなく学科やゼミの内容まで調べましょう。

公式HPやパンフレットのチェック

自分の興味に合致しそうな大学を見つけたら、その大学の公式HPやパンフレットをチェックしましょう。同じ学部や学科でも、大学によってカリキュラムポリシーや学生数が異なります。情報を比較して、自分に合いそうか、希望の条件を満たしているかを検討します。

オープンキャンパスに参加

オープンキャンパスは、大学の雰囲気を直接感じる絶好の機会です。学ぶ内容やカリキュラムに興味があっても、実際に行ってみると雰囲気が合わない場合もあります。受験を突破して入学した後、その大学で過ごす自分をイメージできるかどうかを考えましょう。

学部・学科が決まれば志望大学も決まる

自分が学びたいことが具体的になると、学部や学科も定まってきます。それにより、その学部や学科を設置している大学を検討できるようになります。

自分の興味関心を整理する

進路選びの出発点は、自分の興味関心を整理することです。スポーツが好き、音楽が好き、人と一緒に何かをするのが好き、ひとりで黙々と作業をするのが好きなど、どんな些細なことでも構いません。ノートに書き出したり、スマホのメモに記録したりして、自分が興味のあることを整理してみましょう。

将来の働き方をイメージする

将来どのような働き方をしたいか、どこで働きたいか、30歳、40歳になったときの自分をイメージしてみましょう。例えば、海外で活躍したい、独立開業したい、資格を取得して結婚出産後も働きたい、自分の趣味や生活を重視してオフタイムを充実させたいなど、それぞれ仕事に対する考え方や志向があるはずです。自分が将来どうなっていたいかをイメージして、そのために大学で何を学べばいいかを考えましょう。

友達や先輩の意見を参考にする

自分の考えだけではなく、友達や先輩の意見を聞いて参考にしましょう。友達とお互いの興味関心を話し合うことで、新たな気づきが得られることもあります。自分の興味関心を友達同士で開示し合い、広げてみることが大切です。

学び方をイメージする

大学では、幅広く学んでやりたいことを決めていくのか、将来の仕事をしぼって学びを決めるのかという2つの学び方があります。教養を身につけることが中心の学部もあれば、1年次から専門課程を学ぶ学部もあります。どちらの学び方をしたいかを考えることで、ある程度の学部にしぼることができます。

夢は変わることもある

進路を選ぶ際には、夢や目標が変わることもあると前向きに考えましょう。夢にしばられたり、職業にこだわりすぎたりせず、自分の興味関心や大事にしたいこと、将来どうなっていたいかを軸に進路を考えましょう。

進学費用について考える

国公立大学なのか、私立大学なのか、学部によって学費は異なります。また、家から通うのか、一人暮らしをするのか、海外留学したいのかによっても費用は異なります。進学費用について早めに保護者と相談し、奨学金制度の利用も検討しましょう。


自分の未来を見据えて進路を考えることは、人生の重要なステップです。興味関心を整理し、将来の目標に向かって適切な学部・学科を選びましょう。オープンキャンパスへの参加や友達・先輩の意見を参考にし、自分に合った進路を見つけてください。


< 高校生向け学習スタイルの確立と受験勉強のポイント  |  一覧へ戻る  |  共通テストで7割の得点ってどれくらいのレベルなの? >

このページのトップへ