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大学受験と中学受験はどっちが大変?

学習範囲・勉強の難しさ

大学受験
大学受験の学習範囲は非常に広く、短期間での習得は困難です。ただし、大学受験用の参考書や問題集は非常に豊富で、自分の学力や志望校の出題傾向に合ったものを選ぶことができます。塾に通わず、独学で志望校に合格する人も少なくありません。

中学受験
一方、中学受験の学習範囲は一定しておらず、志望校ごとに出題内容が異なります。そのため、志望校の過去問を参考にして勉強内容を決める必要があります。小学校で習う内容が出題されるわけではなく、参考書や問題集も大学受験ほど豊富ではありません。家庭だけでの勉強には限界があり、塾に頼ることが一般的です。

中学受験組は「英語」で苦労する

中学受験組が大学受験で苦労する最大の要因は英語です。中学受験では英語が受験科目に含まれないため、英語の勉強をおろそかにする家庭が多くなります。中学受験に専念するために英会話教室を諦める家庭も少なくありません。そのため、中学受験組は高校受験を経験しないため、英語力が不足しがちです。

倍率

近年、中学受験の人気は高まりつつあり、首都圏では小学校卒業生の2割以上が中学受験をしています。大学受験では、一つの大学でも複数の受験方法があり、倍率に大きな差が生まれることもあります。どちらの受験が大変かは学校によって異なるため、一概には言えません。

科目数

大学受験
国公立大学を目指す場合、共通テストで5教科7科目を受験し、さらに2次試験対策も必要です。受験生は非常に多忙となります。私立大はレベルによります。私大狙いなら3教科で問題ありません。中学受験と違いFランがありますからどこでもよければ中学受験よりはるかに簡単です。

中学受験
中学受験では、一般的に「国語」「算数」「理科」「社会」の4科目を受験しますが、学校によっては2科目や3科目のみの受験もあります。科目数は少ないものの、それぞれの学校に合った対策が求められます。

中学受験は根本的に違う

中学受験は高校受験・大学受験とは異なり、小学校で習うことだけでは解けない問題が多く出題されます。塾では通常、中学受験用のカリキュラムを3年間かけて学びます。なので塾なしで中学受験を成功させるのはほぼ不可能でしょう。

偏差値

中学受験の偏差値は、受験する生徒のレベルが高いため低く出やすい傾向があります。多くのお子さんは中学受験対策をしてきており、極端に勉強が苦手なお子さんは少ないためです。
全員が受ける大学受験と一握りしか受けない中学受験では内容が違うのです偏差値40なら楽勝、50ならちょっと頑張ればいけるという大学受験と同じ感覚で受けていると落ちます。中学受験は偏差値40が中間点で50は難関校です。

選択肢の幅

中学は義務教育であり、受験に失敗した場合は公立中学へ進学します。浪人はできず、1度しか受験のチャンスがありません。一方、大学受験では複数の受験方法があり、浪人も可能です。大学受験の方が、受験のチャンスや選択肢に幅があるといえます。

家族の関わり

中学受験は家族が手助けをすることが多く、「中学受験は親の受験」といわれることもあります。大学受験は基本的に本人が自主的に頑張るものであり、家族の関わりは中学受験ほどではありません。

ライバル

中学受験のライバルは同じ都道府県内に住む小学生が中心ですが、大学受験のライバルは全国の受験生です。この点で、大学受験の方がライバルが多く大変といえるでしょう。中学生から一人暮らしなどは無理ですし全寮のラサールくらいの話になってくるでしょう。

結論

中学受験と大学受験を比較しましたが、どちらも異なる理由で大変です。どちらの方が大変かは、選ぶ学校や個人の状況によります。絶対にどちらかが大変とはいえません。


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