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燃え尽き症候群の対処法と予防策

燃え尽き症候群の対処法と予防策

燃え尽き症候群とは?

突然やる気がなくなること、それは「燃え尽き症候群」のサインかもしれません。真面目にコツコツ頑張っているのに結果が出ないと、やる気の維持が難しくなります。この状態は「燃え尽き症候群(バーンアウト)」と呼ばれ、模試の後や成績が伸び悩む頃に特に起こりやすい心の疲労です。以下のような症状が現れたら注意が必要です。

  • 突然集中できなくなった
  • 勉強しようと思っても、気づいたらSMSばかり見ていた
  • このまま勉強してて意味あるのかな漠然と心配になる

これらは、目標に向かってコツコツ頑張っている証拠であり、誰にでも起こりうる状態です。「自分だけかな」と不安に思う必要はありません。しっかり対処すればやる気は回復できます。

やる気がなくなったときの対処法

誰かに気持ちを話そう

受験勉強を続けていると、知らないうちにストレスが溜まります。集中できない要因の1つとして、ストレスの積み重なりが挙げられます。学生にとって、友だちや家族と趣味やテレビの話をすることは、気軽なストレス発散方法です。同級生をライバルと見ることもあるかもしれませんが、たまには勉強に関係なく、他愛ないおしゃべりを楽しみましょう。時々周りを蹴落とそうとする受験生がいますが全くの無意味です。一人蹴落とすより手を取り合って進みましょう。

人に話をすることで、自分のモヤモヤした考えを整理することもできますし、やる気出ねーと悩む友だちと共感することで、みんな悩んでいるんだと少し安心できるかもしれません。友だちに話しづらいことは、家族や先生などに話してみましょう。悩み事を聞いてもらえたという安心感もストレス緩和に最適です。

少し休憩しよう

突然やる気が出なくなる「燃え尽き症候群」は、心の疲労が限界に近い証拠です。目標のために受験勉強を頑張ることは素晴らしいことですが、ストイックに頑張りすぎて自分の心を追い詰めないようにしましょう。

毎日数時間でも眠って、身体や脳を休ませることが大切です。心も身体や脳と同じで休憩が必要です。就寝前の1時間は好きなマンガを読んでみたり、毎週日曜日の午後はオフにして好きに過ごしたりするなど、自分なりの休憩時間を確保してみましょう。自分を甘やかすことではなく、見えない心だからこそ意識的に優しくしてあげてください。心に余裕を持たせることで、勉強への集中力が上がります。

燃え尽き症候群の予防策

休息と睡眠を十分にとる

真面目な人ほど、寝る間を惜しんで受験勉強に打ち込んでしまいがちです。しかし、疲れたなと感じたときには、時間を決めて休むようにしましょう。休息もやるべきことの一つと考え、スケジュールの中に適度に取り入れるようにしましょう。睡眠不足は集中力の低下やストレスを引き起こす原因となります。十分な睡眠をとることで、体調を整えることができます。

適度な運動をする

軽い運動をするだけでもストレスを解消するためのホルモンが分泌されます。具体的には、心を安定化させるセロトニンやエンドルフィンといった物質です。セロトニンは精神を安定させ、頭の回転を良くする作用があります。エンドルフィンは、痛みを緩和したり、リラックス効果をもたらしたりする物質です。また、運動によって脳が酸素を多く取り入れ、脳の機能を向上させることができます。

私も定期的に散歩をしていますが、ひとしきり散歩をした後は気分がスッキリします。河川敷を歩いて木を眺め、川の流れの音を聴くだけでも心が安らぎます。勉強に集中できないときや、ストレスが溜まってイライラしてしまったときに、筋トレや散歩などの適度な運動を取り入れることをおススメします。

友人や家族と過ごす時間を大切にする

友人や家族と過ごすことで、気分転換をすることができます。また、人と話すことで、自分の気持ちを整理することができます。ただし、勉強に集中できるように、友人や家族との交流時間を適切にコントロールする必要があります。

中々友人や家族との時間が取れない人は、学校や塾・予備校の先生、先輩など身近な人で構いません。自分が話しやすい人に近況を伝えてみるのも良いでしょう。

まとめ

受験は長期間に渡る挑戦ですから、ストレスが蓄積しやすいです。受験中のストレスケアも重要ですが、受験後も燃え尽き症候群に注意することが大事です。特に緊張の糸が切れたときに起こりやすいので、模試の結果が悪かったり、別の受験校からの合否判定を確認したりすることで発症することもあります。休養や気分転換をうまく取り入れながら、新たな目標に向かって生活していけるように工夫しましょう。

自分の心と体を大切にしながら、受験勉強を続けてくださいね。


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