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MARCHは3か月で合格できる簡単な大学?

MARCHに3か月で合格できるのか?

時々MARCHに入るのに必要なのは3か月で十分!といった話を耳にしたことがあるかもしれませんが、それは本当に可能なのでしょうか?今回は、MARCHに合格するために必要な勉強時間や現実的な対策について探ってみたいと思います。

MARCHに3か月で合格は可能か?

結論から言うと、MARCHに3か月で合格するのは非常に困難です。MARCHに合格するためには、一般的に2000時間程度の勉強時間が必要だと言われています。これは、基礎がしっかりと身についていない場合の目安であり、この時間を3か月で確保しようとすると、毎日約22時間勉強しなければならなくなります。これは明らかに現実的ではありません。

勉強時間とスケジュールの考え方

仮に1日10時間勉強を続けたとしても、2000時間を達成するには約6~7か月が必要です。これは、春からコツコツと勉強を積み重ねている学生たちが、毎日12時間近く勉強しているという現実を考えればわかりやすいでしょう。3か月という短期間でMARCHに合格するためには、相当な基礎力と効果的な学習方法が必要です。

3科目で受験可能だからといって簡単ではない

MARCHが簡単だと言われる理由の一つに、受験に必要な科目数が3科目であることが挙げられます。国公立大学の場合、5教科7科目の勉強が必要ですが、私立大学であるMARCHは3科目で済むため、一見すると勉強量が少なくて済むように見えるかもしれません。

しかし、試験問題の難易度は旧帝大を除く多くの国公立大学と同程度、もしくはそれ以上であることが少なくありません。また、MARCHに合格するためには偏差値60前後が必要であり、これは全受験生の上位15%程度に入る実力が求められます。つまり、簡単に合格できるわけではありません。

MARCHに合格するための勉強時間

MARCHに合格するために必要な勉強時間は、少なくとも2000時間とされています。これを3か月で達成するには、1日平均約20時間の勉強が必要です。現実的に考えると、これはほぼ不可能であり、3か月で合格するというのはかなり難しいと言わざるを得ません。

「MARCHは簡単」は誤解

MARCHが簡単だというイメージは、主に受験科目の少なさや、旧帝大と比較しての話に過ぎません。しかし、実際にMARCHに合格するためには、相当な学力と努力が必要です。また、MARCHは全国的にも知名度が高く、就職においても有利なポジションを築いている大学群です。簡単に合格できるような大学ではないことを理解する必要があります。

なぜ「MARCHは3か月で合格できる」という噂が広まったのか?

この噂が広まった背景には、ネット上の情報や、MARCHを見下している一部の人々の発言があると考えられます。確かに、東大や最上位国公立大学と比較すればMARCHは入りやすいかもしれませんが、それでも全受験生の上位15%程度がターゲットとなる難関大学です。ネットに蔓延る学歴煽りを真に受けるのはやめましょう。現実を見てください。

MARCHに合格することの価値‐就職に強い

MARCHは就職に強く、OB・OGも多いため、就職活動においても非常に有利です。また、「出身大学別年収ランキング」でも、MARCHの大学は高い順位にランクインしており、コストパフォーマンスの面でも非常に優れています。

結論:MARCHに合格するための現実的なアプローチ

MARCHに合格するためには、しっかりとした基礎力を持ち、計画的に勉強を進めることが重要です。3か月という短期間での合格を目指すよりも、着実に勉強を続けることが成功への近道です。進学校出身であれば、日大レベルの基礎がすでに固まっているかもしれませんが、それでもMARCHに合格するにはさらなる努力が必要です。

MARCHを目指す受験生の皆さんには、長期的な視点で計画を立て、焦らず確実に目標を達成することをお勧めします。


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