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早慶の理系学部の難易度はどのくらい高いのか

早慶の理系学部の難易度はどのくらい高いのか、受験生にとってどれほどの挑戦となるのかを見ていきましょう。この記事では、早稲田大学と慶應義塾大学の理系学部について、各学部の入試科目ごとの難易度を詳しく解説します。

早慶の理系学部の構成と共通点

まず、早稲田大学の理系学部には、基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部の3つがあります。一方、慶應義塾大学には理工学部、医学部、薬学部、看護医療学部、さらにSFCの環境情報学部があります。両大学ともに8学部が理系に分類されますが、入試科目は英語、数学、物理、化学、生物、小論文、情報、実技試験に分かれています。共通する科目もあれば、特定の学部特有の科目も存在します。また教育学部は文系に分類されていますが早慶とも理数系科目であれば理系科目での受験となるためこちらも理系と言えるでしょう。理系にも関わらず文系とキャンパスが同一であるため楽しいキャンパスライフエンジョイしたい人にとってはこちらのほうが理想的かもしれません。

科目別の難易度分析

英語
早慶の理系学部において、英語はほぼ全ての学部で重要な科目となります。早稲田大学の理系学部で出題される英語は、早慶の全学部でもトップレベルに難しいとされ、論理的思考力や速読能力が求められます。一方で、慶應義塾大学の理工学部では専門的な語彙が問われることが多く、学部によっては難易度が変わることもあります。特に慶應の看護医療学部では基礎的な問題が出題されるため、英語の難易度は学部ごとに差が出ると言えるでしょう。

数学
数学は早慶の理系学部で特に重要な科目です。早稲田大学では数学が点数を稼ぎやすい科目として設定されており、対策次第で得点に大きく差をつけることができます。慶應義塾大学でも標準レベルの問題が出題されますが、その分問題量が多く、時間管理が非常に重要になります。過去問を活用してスピーディに解けるように準備しておくことが、合格への鍵となるでしょう。

小論文
慶應義塾大学の環境情報学部では、小論文が課されます。この学部では研究領域に関連したテーマが毎年出題され、受験生には独自の視点と深い理解が求められます。テーマは「世の中の不条理に対する問題発見、問題解決」など、思考力を試すものが多く、しっかりとした対策が不可欠です。

物理と化学
物理は、早稲田大学の理工学部と慶應義塾大学の理工学部や医学部で重要な科目となります。早稲田大学の物理はやや難しく、テンポよく解くことが求められます。一方、慶應義塾大学の医学部では、非常にハイレベルな問題が出題されることがあり、独自の対策が必要です。化学については、両大学ともスタンダードな問題が出題される傾向にあり、演習を通じてしっかりと準備することが求められます。

情報
情報は慶應義塾大学の環境情報学部で重要な科目の一つです。高校の情報科目に基づいた問題が出題され、アルゴリズムなども問われるため、しっかりと準備する必要があります。受験生は数学と情報のどちらかを選択することができ、自分に適した科目で戦略を立てることが重要です。

実技試験
早稲田大学の創造理工学部建築学科では、デッサンや空間表現の実技試験が課されます。実技試験の配点は全体の1割程度ですが、得意科目選考制度があり、実技で高得点を取れば合格の可能性が高まります。自分の得意分野で確実に点数を稼ぎたい受験生には魅力的な制度です。

早慶理系学部の難易度比較

早稲田大学と慶應義塾大学の理系学部では、特に理工学部同士の難易度差はほとんどありません。どちらも偏差値が高く、難易度も互角です。ただし、慶應義塾大学の医学部は偏差値も問題の難易度も非常に高く、特に難関とされています。また、環境情報学部や薬学部など、独自の試験が課される学部もあり、単純に難易度を比較するのは難しいでしょう。

早慶の理系学部のキャンパスライフ

早稲田大学と慶應義塾大学の理系学部は早稲田は理工学部の西早稲田キャンパス、慶應は1,2年は日吉、3,4年は矢上キャンパスになります。早稲田大学は文系と程近い場所にあり理系には珍しく都内にキャンパスがあります。しかしメインキャンパスとは離れているため女子は少なく想像するキャンパスライフではないかもしれません。慶應は最初は日吉にまとめられるのでそこでの交流は盛んです。しかしどの学部も数年後には散り散りにされる運命にあります。日吉キャンパスは駅から近いためまだいいですが矢上はひとつ谷を越えた先にあり15分ほど歩くため理工学部生は健脚になることで有名です。

まとめ

早慶の理系学部の入試は、各科目で異なる難易度と特徴を持っています。早稲田大学は特に英語と数学で差をつける戦略が有効であり、慶應義塾大学は特定の専門性やスピードが要求される問題が多いです。どちらの大学を選ぶべきかは、自分の強みや得意な科目を考慮して判断することが重要です。過去問を活用し、各大学の入試傾向を理解した上で、戦略的に準備を進めていくことが合格への道となります。


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