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早慶と国公立大学:どちらのほうがレベルが高い?

早慶と国立大学の難易度比較:どちらが自分に合うのか?

日本の大学進学を考える際、早稲田大学と慶應義塾大学は、特に私立大学の中で最も高い評価を受けています。その一方で、国立大学には東京大学や京都大学といった世界的にも有名な大学が存在します。では、早慶と国立大学の難易度やレベルはどのように比較されるのでしょうか?

早慶より上位に位置する国立大学とは?

まず、偏差値を基準にして見ていくと、早慶は偏差値65〜70の範囲にある学部が多く(予備校によって偏差値は異なります)、特に偏差値72.5を超える学部も存在します。これに対して、早慶よりも上位に位置する国立大学は、東京大学と京都大学の2校だけと言えます。これらの大学では、共通テストで9割近い得点が必要であり、さらに難易度の高い二次試験も突破しなければなりません。このため、東大や京大は早慶よりも明らかに高いレベルにあると言えるでしょう。

早慶と同レベルの国立大学とは?

早慶と同等レベルとされる国立大学には、地方旧帝大(一部)、一橋大学、東京工業大学、横浜国立大学などが挙げられます。これらの大学は偏差値的にも、また試験科目数の多さから見ても、早慶と肩を並べる難易度を持っています。ただし、国立大学の場合は、5教科7科目や8科目の学習が必要であり、総合的な学力が求められる点で早慶よりも試験の厳しさを感じる受験生も多いかもしれません。
またこれらの大学に受かっても早慶を優先する人もいるほど早慶の人気とレベルは高くなっています。

早慶よりも難易度が低い国立大学とは?

早慶よりも難易度が低い国立大学には、地方都市にある国立大学が多く含まれます。もちろん、学部によっては早慶と同等かそれ以上の難易度を持つ場合もありますが、一般的には早慶の合格レベルに達していれば、地方国立大学には十分合格する可能性が高いです。
ネックになるのは共通テストの科目数でいくら早慶に受かるといってもメインでない科目の勉強がゼロというわけにはいきません。特に文系は数理を片手間で完成させるのは難しく理系よりも国公立の難易度が上がっています。しかし文系は学費自体も安いためあえて地方の国公立に行く意味がないとも言えるでしょう。

早慶の難易度と国立大学の違い

早慶の難易度は、一般に3科目での勝負であり、特に文系学部では英語や国語、社会の3科目が中心です。早慶に合格するには、模試でA判定を取ることが目安となり、河合塾の基準では偏差値70以上を目指す必要があります。これに対して、国立大学は科目数が多いことから、広範な知識とバランスの取れた学力が求められます。特に苦手科目を持っている受験生にとっては、国立大学の受験が早慶以上に困難に感じられることもあるでしょう。理系は理科が二科目必要になるためここもネックになります。物理や化学も適当にこなせる難易度ではないため早慶を目指すとなるとやることが増えてしまうためそれ以下のMarchなどを第一志望としている場合早慶受験がかえって足かせになる可能性があります。

どちらが自分に合うのか?

結局のところ、早慶と国立大学のどちらが難しいかは、受験生一人ひとりの強みや弱みによります。例えば、英語や国語が得意で3科目に集中したいという場合は早慶が向いているかもしれません。一方で、理系科目が得意で幅広い学習が苦にならない場合は、国立大学の方が適しているでしょう。

また、経済的な面でも違いがあります。国立大学は学費が一律であるのに対し、私立大学の早慶は学費が高い傾向にあります。しかし、国立大学でも最近は学費の値上げが進んでおり、以前ほどの差はなくなってきています。

早慶と国立大学の迷いどころ

早慶と国立大学のどちらに進むべきか迷った場合は、これまでの学習の努力や、今後の目標、生活環境などを総合的に考慮する必要があります。5教科の学習に取り組んできた受験生であれば、旧帝大や難関国立大学を目指すのも良い選択でしょう。一方で、私立大学での学習環境や校風に魅力を感じる場合は、早慶を選ぶのも一つの手です。

早慶との併願に適した国立大学

最後に、早慶と併願しやすい国立大学として、横浜国立大学、神戸大学、一橋大学を挙げておきます。これらの大学は、早慶と難易度的にも近いレベルにあり、併願先として適しています。

まとめ

早慶と国立大学を比較する際、どちらが自分に合っているかを考えることが重要です。偏差値だけでなく、試験科目の数や学費、キャンパスライフなど、多角的な視点から検討し、自分に最適な選択をすることをお勧めします。


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