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テストで点数が取れない理由は「隠れ苦手」かもしれない!

テストで点数が取れない理由は「隠れ苦手」かもしれない!

定期テストではしっかり点が取れるのに、実力テストや模擬試験になると成績が思うように伸びない…そんな経験はありませんか?実はそれ、あなたが「隠れ苦手」に陥っている可能性があるんです。ここではその原因と対策について解説していきます。

短期記憶に頼っていませんか?

定期テストは、範囲が限られていて比較的予想しやすい問題が出題されます。そのため、直前に詰め込み型で覚えてしまえば、ある程度の点数が取れるのです。しかし、実力テストや模擬試験は、範囲が広く、異なる形式で出題されることが多いため、短期記憶だけでは対応しきれません。

短期的な記憶に頼っている場合、その内容を長期的に定着させるのは難しく、いざ実力テストになると知識が曖昧になり、応用が効かなくなることが多いのです。このような状況を避けるためには、普段からの予習・復習が重要です。学習内容を反復し、定期的にアウトプットすることで、記憶を長期化させ、応用力を高めることができます。

模擬試験の結果だけを見ていませんか?

模擬試験の結果は、つい「合格可能性」に注目しがちですが、実際にはそこだけを見ていても問題の本質は解決しません。本当に確認すべきは、試験後の答案と単元ごとの成績です。答案には、問題の解き方やミスの傾向が隠れています。例えば、漢字の書き間違いや、計算ミス、公式の使い方の誤りなど、自己分析を行うことで、次のテストに向けての対策が見えてきます。

模試の結果をしっかりと活用するためには、お子さんと一緒に答案や成績表を見ながら、どこが難しかったか話し合うのが効果的です。「この問題ではこの単元の知識が必要だったのに、思いつかなかった」「時間切れで解けなかった」といった具体的な課題が見つかることで、次の模試に向けての学習計画が立てやすくなります。

受け身の学習をしていませんか?

授業や塾での学びが「受け身」のままでは、知識が定着しにくくなります。主体的な学び方を身につけるためには、ノートの取り方を工夫するのも一つの方法です。例えば、ただ板書を写すだけではなく、先生が口頭で説明している内容や、自分なりの考えを書き込むことで、学習内容がより深く理解できます。自分でまとめ直すことで、頭の中が整理され、短期記憶に頼らない学習が可能になるのです。

どこが「わからない」のか、発見する2つの方法

勉強しているけれど、どこが「わからない」のか自分でも把握できていないということはありませんか?そんな時に効果的な2つの方法を紹介します。

1. 自分でテストをしてみる

まずは、自分自身でテストをしてみましょう。問題集を用意し、いきなりテストのつもりで解いてみるのです。この時、事前に解説を見たり、教科書を開いたりしないようにしてください。そうすることで、解ける問題と解けない問題がはっきりします。解けなかった問題に印をつけて、後でその部分を重点的に復習するのです。

2. 解き方を説明してみる

もう一つの方法は、解き方を誰かに説明してみることです。説明ができれば、その問題について理解している証拠です。しかし、説明がうまくできない場合は、まだ理解が不十分である可能性が高いです。自分が理解しているかどうかを確認するためにも、この「説明する」という方法は非常に有効です。

実践編:学力を伸ばすための3ステップ

では、実際にどのように学習を進めていけばよいのでしょうか?具体的な手順を3つのステップに分けて紹介します。

ステップ1:テストをしてみる

まずは問題集を使って、テスト形式で問題を解いてみます。どこが理解できていないかを見つけるための最初のステップです。

ステップ2:基礎知識を固める

もし問題集を解いてみて、ほとんどの問題が解けなかった場合は、基礎知識が不足している可能性があります。この場合は、一度基礎に立ち返り、復習することが重要です。範囲をしっかり学び直し、理解を深めてから再度挑戦することで、次回のテストで結果が出やすくなります。

ステップ3:応用問題に挑戦する

基礎が固まったら、次は応用問題に挑戦します。実力テストや模試は応用力が試される場です。さまざまなパターンの問題に触れ、知識を実践的に使えるようにしておくことが、得点アップにつながります。

「隠れ苦手」を克服して、自信をつけよう!

「隠れ苦手」は、勉強したつもりでも、それが十分に活用できていない状態を指します。定期テストでは得点できるけれど、応用力が問われる模試では失敗することが多いです。この状態を克服するためには、授業に主体的に参加し、模試の結果をただの数値で判断するのではなく、しっかりと分析し対策を練ることが重要です。

特に、学校の授業や塾での学習を受け身にせず、常に自分から学びを深める姿勢を持つことが大切です。「どこが分からないか分からない」という状況に陥る前に、自分でテストをしたり、解き方を説明してみたりすることで、問題点を早期に発見し、改善することができるでしょう。

これからは、「隠れ苦手」を克服し、定期テストも模試も自信を持って挑めるような学び方を実践していきましょう!


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