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数学は全受験生が躓く一番難しい奥の深い科目

数学が苦手な人にとって、特に中学・高校の段階で数学の成績が上がらないのは大きな問題です。本記事では、なぜ数学が苦手な人がいるのか、その理由と解決策を探ります。

なぜ躓くのか冷静に分析していきましょう。


1. 数学的基礎が抜けている

まず最初に挙げられるのは、小学校や中学の数学の基礎が身についていないことです。多くの高校生は、小学校の算数や中学の数学で習った基礎的な内容をしっかりと理解していないことが原因で、高校数学についていけなくなります。特に計算力と図形的な理解力が重要で、これらが欠けていると高校の数学の学習が大きく遅れてしまいます。数学は一つの単元だけにとどまる科目ではありません。最終的にはすべての知識と技術を使いこなし問題を解かなければなりません。つまりどこかでの躓きは最後まで尾を引くということ。それをわかって気をつけましょう。


計算力の重要性

計算がスムーズにできるかどうかは、高校数学で大きな影響を与えます。多くの高校生が、高校の授業で前提としている基礎的な計算力が不十分であるため、テスト勉強の段階で計算のつまずきに気づくことがよくあります。この場合、計算を正確かつ素早く行う力をつけることが非常に大切です。計算のスピードが上がれば、解ける問題の数も増え、結果として演習量も増えます。


図形的な理解力が低い

数学を解くうえでもう一つ重要なのが、図形に対する理解力です。多くの数学の問題では、図形的なセンスが必要になります。三角形の性質や補助線の引き方など、小中学校で学んだ基礎的な図形の知識が活かされる場面が多くあります。これらが身についていないと、高校や大学受験の際に苦労することになります。
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2. 圧倒的な勉強量と学習方法の問題

次に、高校数学の学習量が圧倒的に多いことも、数学ができない理由の一つです。高校数学は範囲が広く、学ぶべき内容が非常に多いため、適切な勉強量が確保できていないと全くついていけなくなります。特に中学の数学があまり得意でなかった生徒は、高校に入ってからの急激な授業スピードについていくのが難しいことが多いです。


学習の習慣化

授業についていくためには、日々の復習が非常に重要です。特に、高校数学は一度理解を逃すと、その後の学習内容に大きな影響を与えます。日々の復習が習慣化されていないと、授業内容が積み重ならず、結局理解が追いつかないまま進んでしまうのです。


3. 数学に対する固定観念

数学が苦手だと思い込んでいる人は、解決策が見つかっても実践しない傾向があります。「自分は数学ができない」と決めつけてしまうと、その後の勉強に対するモチベーションが下がり、結局ますます成績が下がるという悪循環に陥ります。


数学を解くには「ひらめき」が必要?

多くの人が「数学はひらめきが必要だ」と思い込んでいますが、実際には基礎的な知識と反復練習が重要です。ひらめきだけに頼っていては、安定して得点を上げることは難しいのです。数学は、ひらめきよりもむしろ問題を数多く解いて経験を積むことが重要です。ひらめかないなぁと椅子に座っていてできるようになるわけがありません。成長には痛みが伴います。頑張りましょう。

解決策:基礎力の強化

では、どうすれば数学が得意になれるのでしょうか。ここでは具体的な解決策をいくつか紹介します。


1. 計算力を鍛える

計算力を高めるためには、まずは小学校や中学校レベルの四則演算を徹底的に復習しましょう。その後、高校数学の範囲内で基本的な問題を数多く解くことで、手が自然に動くレベルまで計算に慣れさせることが必要です。ここができていないうちは何もできるようになりません。クロールができないのにバタフライをやろうとしているようなものです。無理なものは無理なのです。


2. 図形問題に取り組む

図形的な力をつけるためには、基本的な図形問題に特化して練習することが効果的です。ひらめきじゃありません。例えば、三角形の相似や円の性質など、小学校や中学校で習った内容を再確認し、それを使って高校の問題に取り組むことが有効です。補助線を引く練習や、図形の特徴をつかむトレーニングもおすすめです。


3. 問題を深く理解する

暗記に頼るのではなく、なぜその公式が成り立つのか、なぜその解き方になるのかを深く理解することが大切です。「なぜ?」という問いを持ち、先生や友達に質問することで、数学の本質を理解していきましょう。単純暗記でいいのは英単語くらいです。そのものの成り立ちや法則を理解しましょう。


4. 学習習慣を見直す

数学の勉強は一度に多くを覚えるよりも、毎日少しずつ進めることが効果的です。日々の授業の復習を習慣化し、授業で学んだことをすぐに確認して理解を深めることで、確実に力をつけていきます。


最後に

数学が苦手な人でも、適切な対策を講じることで必ず成績は向上します。まずは自分がどの部分でつまずいているのかを把握し、地道に取り組んでみましょう。数学は一見すると難しい科目ですが、基礎をしっかり固め、学習の習慣を整えることで、必ず克服できるものです。


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