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11月から本格的に受験勉強を始めて間に合うの?

11月から本格的に受験勉強を始めることに不安を感じる学生もいるかもしれませんが、この時期からでも大きな成長を遂げることは十分に可能です。この記事では、11月から大学受験に向けて効果的な勉強法を紹介します。

 

11月から伸びしろが期待できる学生の特徴

受験勉強において重要なのは、現状の成績だけではなく、今後の伸びしろです。以下のような特徴を持つ学生は、11月からでも成績を大きく伸ばせる可能性があります。

ケアレスミスが多い学生

模擬試験や日々のテストを振り返ってみて、単純な計算ミスや読み間違いが多い場合、試験慣れや注意力の問題が原因と考えられます。このような学生は、問題演習の繰り返しによってケアレスミスを減らすことが可能です。11月以降は、模擬試験や過去問を活用して本番を意識した練習を行うことが効果的です。

暗記科目が苦手な学生

数学や英語のように考える力を求められる科目に比べ、社会や理科の暗記系科目は短期間でも大きく成績を伸ばせるチャンスがあります。もし暗記が苦手だと感じている場合は、集中して暗記の効率を上げる方法を見直し、積極的に取り組むことがポイントです。

11月から始める大学受験の勉強法

1. 優先順位の高い科目から取り組む

まずは、志望校の入試科目や配点をしっかりと確認し、どの科目に力を入れるべきかを見極めます。国公立志望の場合は2次試験の主要科目、私立志望の場合は配点の高い科目に重点を置きましょう。時間が限られているため、優先順位を明確にし、的を絞って学習を進めることが重要です。

2. 過去問演習を積極的に活用

11月からは、過去問演習が本格的に始まる時期です。志望校の過去問を3〜5年分解き、出題傾向や問題形式をしっかり把握しましょう。赤本を利用して、各大学の傾向と対策を分析することが効果的です。また、過去問を1年分ずつ解くのではなく、大問ごとにまとめて解く方法もおすすめです。同じ形式の問題を連続して解くことで、問題のパターンや弱点がより明確に見えてきます。

3. 効率的な復習の方法を実践

復習は、基礎の再確認と新たに学んだ内容の定着に欠かせません。過去問を解くだけで満足せず、間違えた問題や自信が持てなかった問題については、必ず復習しましょう。また、復習は学んだ当日とその後1〜2日以内に行うことが効果的です。このタイミングで復習を行うことで、記憶が定着しやすくなります。

4. 暗記をアウトプットで確認

受験勉強において、暗記はゴールではなく手段です。覚えた内容を試験の形式で解答用紙に書き出せるかどうかが重要です。問題演習を繰り返し、アウトプットの訓練を積むことで、暗記した内容を実践で活かせるようにしていきましょう。

11月に重点的に取り組むべきこと

11月以降の勉強では、以下の点に特に注意して進めていくと効果的です。

共通テストや志望校の過去問を徹底的に解く

受験勉強の中心は過去問演習です。特に共通テストを受験する学生は、実践形式の模試やセンター試験の過去問を積極的に解きましょう。また、私立志望の場合は志望校の赤本を繰り返し解くことが重要です。過去問演習を通して自分の弱点を把握し、必要な対策を進めましょう。

新しい教材に頼らない

11月以降、新しい教材を増やすことは少なく、むしろ10月までに取り組んできた教材を深掘りすることが重要です。教材を変えるのではなく、同じ教材で繰り返し学習し、理解を深めましょう。

大問ごとの縦解きで傾向を把握

過去問を1年分ずつ解く方法に加え、同じ大問を複数年分まとめて解く「縦解き」も効果的です。特に共通テストの英語・国語・数学では、大問ごとの出題傾向が似通っていることが多いため、同じ大問を繰り返し解くことでパターンを把握し、対策がしやすくなります。

科目別の11月の勉強法

科目を絞って勉強しよう
11月からの勉強で共通テスト対策までしっかりやることは難しいです。自身の文理選択に応じて必要な3教科をしっかりと極めていきましょう。

国語

現代文では、長文の読解力を高めるために模擬試験や参考書を活用し、語彙力を増やしましょう。古文・漢文は、単語や文法の基礎を固め、問題演習を積むことが重要です。

英語

英語は、単語の暗記を続けるだけでなく、文章全体の構造を理解し、正確に読む練習を行いましょう。文法の理解を深め、解答スピードを上げることが大切です。

数学

数学は、基礎の理解を徹底し、さまざまな演習問題を通じて応用力を鍛えましょう。解法を説明できるようになることを目標に、ケアレスミスを減らす練習も並行して行います。

理科

理科の物理や化学では、実際の現象をイメージしながら理解を進めましょう。生物や地学では、基礎知識を深く掘り下げ、考察力を養うことが重要です。

社会

社会科目では、歴史の流れや時代背景を把握し、地図や資料を活用して視覚的に理解を深めましょう。地理では系統地理と地域別の学習を組み合わせると効果的です。

まとめ

11月からの受験勉強は、決して遅すぎるわけではありません。これまでの復習を確実に行い、過去問演習を効果的に取り入れ、優先順位の高い科目に注力することで、確実に成績を伸ばすことができます。焦りや不安を乗り越え、最後の100日間を充実した勉強に変えていきましょう。


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