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関関同立の基本情報と受験難易度

関関同立とは、関西を代表する難関私立大学である 関西学院大学関西大学同志社大学、および 立命館大学 の頭文字を組み合わせた総称です。この4大学は、関東の「MARCH」(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)としばしば比較され、全国的にも高い知名度を誇っています。それぞれの大学は特色が異なり、入試対策においても大学ごとに適した準備が求められます。
また関西圏に早慶レベルに匹敵する大学はないとされており早慶レベルの学生は上京するかもしくは科目数をふやし京大、阪大への挑戦をすることになります。


関関同立の基本情報と受験難易度

とくに関西圏以外の学生は詳しく知らないことも多く何となく聞いたことのある大学群という印象を持っている人も多いと思いますので偏差値分布から紹介していきます。
偏差値の目安
文系と理系では偏差値の幅が異なり、学部ごとにも変動があります。

  • 文系:

    • 関西大学:55~65
    • 関西学院大学:50~60
    • 同志社大学:52~62
    • 立命館大学:52~62
  • 理系:

    • 関西大学:47~60
    • 関西学院大学:55~62
    • 同志社大学:55~62
    • 立命館大学:50~57

合格圏内は偏差値50台後半から70程度が目安となり、特に同志社大学や立命館大学の一部学部では高い水準が要求されます。また、関関同立の各大学には、それぞれ異なる入試傾向があり、受験対策にはこれらを理解した準備が必要です。


各大学の特色と校風

1. 関西大学

  • 偏差値: 50.0~65.0
  • 特徴:
    • 学部や学科が多く、幅広い教養と専門知識が得られる。
    • 他の関関同立の大学に比べ、比較的入学しやすい。
  • 校風:
    • 「学ぶときは学び、遊ぶときは遊ぶ」メリハリのある学生が多い。
    • 活気があり、庶民的で親しみやすい雰囲気。

関西大学は、学生生活が充実しやすい環境が整っています。サークルやクラブ活動も盛んで、学業と課外活動を両立したい学生に向いています。

2. 関西学院大学

  • 偏差値: 50.0~67.5
  • 特徴:
    • 高級住宅地にキャンパスがあり、上品で落ち着いたイメージ。
    • 奨学金制度が充実しており、スポーツ(特にアメフト)にも力を入れている。
  • 校風:
    • 自由奔放でありながら、上品な学生が多い。

関西学院大学は、整然としたキャンパスとブランド力で、受験生にとって憧れの的です。アメフトをはじめとするスポーツ活動も盛んで、活発な大学生活を求める人に適しています。

3. 同志社大学

  • 偏差値: 55.0~62.5
  • 特徴:
    • 知名度が高く、偏差値もやや高め、「西の早稲田」と称されることも。
    • 就職に有利で、立地の良さが魅力。
  • 校風:
    • 自由で落ち着いた雰囲気。

同志社大学は、関関同立の中で最も難易度が高い傾向にあります。その自由な校風と高い学問水準から、多くの受験生が憧れる存在です。

4. 立命館大学

  • 偏差値: 50.0~65.0
  • 特徴:
    • 学生数が多く、多様な背景を持つ学生が集う。
    • 就職支援が充実しており、インターンやキャリア支援プログラムが豊富。
  • 校風:
    • 活発でエネルギッシュな雰囲気。

立命館大学は、規模が大きく、全国から学生が集まるため、関西独特の雰囲気が薄いといわれます。学びやすい環境と手厚いサポートで、キャリア形成を重視する学生に人気です。


受験対策のポイント

英語の攻略法

英語は多くの受験生にとって重要な科目で、次の3つの力が求められます。

  1. 語彙力:

    • 単語帳を1冊完璧に仕上げる。
    • 過去問演習を通じて難解な単語も覚える。
  2. 読解力:

    • 長文を読みながらテーマや主題をつかむ訓練を積む。
    • 日本語でも難解なテーマが出る場合があるため、論旨を正確に把握する練習が必要。
  3. 解答力:

    • 過去問を使い、出題傾向に慣れる。
    • 前後の文脈から適切な答えを導き出す練習を行う。

数学の特徴(理系受験者向け)

大学ごとに数学の難易度や出題傾向が異なるため、過去問研究が必須です。

  • 同志社大学: 難問が多く、深い理解と応用力が求められる。
  • 関西大学: 比較的易しいが、基本を固めることが重要。
  • 関西学院大学: 標準的な問題が多く、傾向を掴むことが得点のカギ。
  • 立命館大学: 難易度がバラつきがあるため、幅広い対策が必要。

関東圏の大学との違いは?

大きな違いがあるとは言えないものの関東圏のMARCHよりやや問題が簡単で入りやすい印象である。全国的な知名度や偏差値分布は大差ないのでねらい目の大学群であるとも言える。
早慶レベルの問題が解けるようになる必要はないものの平均以上の学力は必要不可欠である。

実践的アドバイス

  1. 過去問を徹底的に活用:
    各大学の過去問を解き、傾向を把握することが最重要。時間配分や出題形式に慣れ、弱点を補強しましょう。

  2. 試験傾向に合わせた学習:

    • 関西大学や関西学院大学は基礎力重視。
    • 同志社大学や立命館大学は高度な応用力が求められる問題も多い。
  3. 計画的な学習スケジュール:
    偏差値50台後半以上を目指し、学力に応じて無理のない学習計画を立てることが合格への近道です。


関関同立は、関西の学問や文化の中心として長年愛されてきた大学群です。それぞれの大学が持つ個性を理解し、適切な対策を行う必要があります。


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