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12月の勉強は共通テスト対策を中心に据えて

12月の勉強は、受験生にとって極めて重要な時期であり、効率的な戦略と実行力が求められます。この月を最大限活用するためには、以下のような計画を立て、実行に移すことが大切です。


共通テスト対策を中心に据えた学習計画

12月は翌月の共通テスト本番に向けたラストスパートの時期です。目標点を超えるための戦略として、まず過去問演習を活用します。この際、単に解くだけではなく、模試や過去問の結果を分析し、自分の得点力を向上させるための対策を取ることが重要です。

目標を上回る点数を取る理由
受験本番では緊張によるミスや思考の硬直が起こりやすく、通常よりも点数が下がることが想定されます。これを見越し、過去問演習では目標点を5~10%上回る点数を取ることを目指しましょう。具体的には、共通テストの過去2年分に加え、予想問題や模試問題を数年分解くことが効果的です。この演習を通して問題形式に慣れ、時間配分の感覚を磨きます。


科目ごとの重点的対策

12月の学習では、強化が必要な科目に集中することがポイントです。例えば、全体で8割の得点を目指している場合、苦手科目が5割程度しか取れていないなら、その科目を集中的に強化し、得点力を引き上げることが必要です。

共通テストと二次試験のバランス
共通テスト対策に加え、二次試験や私立大学の過去問も取り入れる必要があります。特に、共通テストと出題形式が異なる二次試験の場合、科目ごとの形式慣れや思考力を鍛える問題演習が求められます。一方で、共通する科目では共通テスト特有の時間配分の感覚を掴むため、過去問演習を併用しましょう。


苦手科目の集中対策

苦手意識を克服するには、12月中に集中的な学習を行い、全体のバランスを整えることが重要です。1日中1科目に絞って学習するなど、一定期間を設けて過去問演習や基礎固めを行います。苦手科目は早急に手をつけ、学力の底上げを図りましょう。

一気に勉強するメリット
集中して学ぶことで科目全体の構造を把握しやすくなり、問題に対するアプローチの仕方が明確になります。また、一度克服した苦手分野はその後の試験勉強で自信に繋がり、他の科目への影響も良い方向に働きます。


12月の勉強時間と質の管理

12月の学習時間は平日3~6時間、休日8~10時間が目安とされています(現役生の場合)。ただし、単に時間を増やせばよいわけではなく、「質」を重視することが重要です。学習計画を練り、限られた時間で効率的に得点力を伸ばす工夫が求められます。

過去問の活用法
過去問演習は第一志望校だけでなく、併願校の問題にも取り組むことで幅広い問題形式に慣れることができます。この際、ただ解くだけでなく、復習と分析を徹底し、間違えた問題を解けるようにすることが重要です。特に、復習の際には解けなかった理由を追求し、知識の定着や解法の理解を深めるよう心がけましょう。


出題傾向の把握と対応力の強化

2024年度の共通テストでは、文章量が多く、資料を活用した問題が多く出題されました。2025年度も同様の傾向が予想され、読解力、思考力、表現力といった能力が求められます。このため、各科目で出題形式を理解し、必要な対策を立てることが求められます。

例えば、英語ではリーディングとリスニングの比率が1対1で、長文読解が中心のため、効率的な読解法を身につける必要があります。また、日本史Bなどでは史料を用いた出題が増えているため、資料の読み解き方や必要な知識を結びつけて考える力を養いましょう。


模試や仮本番を活用した試験慣れ

試験直前の12月には、模試や仮本番を活用して実際の試験スケジュールに慣れておくことが重要です。本番と同じタイムスケジュールで模擬試験を行い、時間配分や休憩時間の使い方、疲労感への対処をシミュレーションします。この経験を通して、当日の緊張を軽減し、安定したパフォーマンスを発揮できるように準備を整えます。


正しい生活リズムの確立

12月の勉強の質を高めるには、早寝早起きで生活リズムを整えることが不可欠です。夜更かしや寝坊を避け、規則正しい生活を送ることで脳の働きを最大化し、学習効率を向上させましょう。


まとめ

12月は共通テスト本番に向けた追い込みの時期です。戦略的に勉強を進めるためには、苦手科目の克服や過去問演習、出題傾向の分析などを通じて、効率的に得点力を伸ばすことが求められます。正しい学習計画と生活リズムを整え、限られた時間を最大限活用することで、志望校合格に向けてしっかり調整しましょう。


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