HOME > akamon lab ブログ > 共通テスト7割の得点率から志望校合格を目指す戦略
akamon lab ブログ
< 2025年度共通テスト物理:平均点と出題傾向の詳細分析 | 一覧へ戻る
共通テスト7割の得点率から志望校合格を目指す戦略
共通テスト7割の得点率から志望校合格を目指す戦略
共通テストで7割という数字を見て、志望校合格の可能性について不安に思う方もいるかもしれません。しかし、7割という得点率は決して低いものではありません。それは基礎学力がしっかりと備わっていることを示す重要な指標であり、次のステップでどのように活用するかによって、受験戦略の幅が大きく広がります。この記事では、共通テスト7割を基に志望校合格を目指すための具体的なポイントを解説します。
共通テスト7割の意義
共通テストの得点率は科目や年度によって異なるものの、全体平均はおおむね6割程度とされています。その中で7割という数字は、受験生全体の上位40~50%に位置する成績です。この実力は地方国公立大学や一部の私立大学では十分に評価されるものであり、適切な戦略を取ることで、合格の可能性を大いに高めることができます。以下では、この得点を最大限に活用するための戦略を詳しく見ていきます。
共通テスト7割の結果を活かす戦略ポイント
1. 地方国公立大学の活用
地方国公立大学は、共通テスト7割を合格ボーダーラインとする学部が多いのが特徴です。地元枠や地域枠入試を活用することで、さらに有利になる場合もあります。例えば、山形大学や鳥取大学、島根大学といった地方大学では、地域社会に根差した教育を行っており、地元就職を希望する受験生には大変魅力的です。また、志望校選びの際には、地元枠の受験要件や特典を詳しく調べておくとよいでしょう。
2. 大学ごとの配点バランスを考慮する
各大学は共通テストと二次試験の配点割合が異なります。共通テスト重視型の大学では7割の得点が合格に十分な結果となる場合が多いですが、二次試験重視型の大学では二次試験での挽回が鍵となります。例えば、共通テスト配点が高い「STARS」大学群(佐賀、鳥取、秋田、琉球、島根)では共通テストの得点が直接的に合否に影響するため、7割以上の安定した点数が重要です。一方、「筑横千」や「金岡千広」といった中堅難関大学群では、二次試験での得点アップが重要な役割を果たします。自分の得意科目を生かし、戦略的に選択肢を広げましょう。
志望校の選択肢と大学群の特徴
1. 筑横千(筑波、横浜国立、千葉)
「筑横千」と呼ばれる大学群は、難易度が比較的高い中堅国公立大学として知られています。この中でも、横浜国立大学の教育学部や経済学部、千葉大学の理学部や医学部は、共通テストでの得点率が7割以上あれば十分に挑戦可能です。ただし、志望する学部によってはより高い得点率が必要な場合もあるため、各大学の過去問や配点傾向を研究しておくことが重要です。
2. 金岡千広(金沢、岡山、千葉、広島)
金沢大学や広島大学などの「金岡千広」大学群は、全国的な知名度と地方での影響力を兼ね備えた大学群です。共通テストと二次試験の総合得点で判断されるため、基礎学力を測る共通テストで安定した点数を取り、二次試験では得意科目を伸ばして差をつける戦略が有効です。この大学群では、共通テストの得点率65~75%(585~675点)が合格ラインの目安とされています。
3. STARS(佐賀、鳥取、秋田、琉球、島根)
STARS大学群は難易度が比較的低い国立大学で、共通テストの配点割合が高いのが特徴です。共通テスト7割程度の得点率があれば、多くの学部で合格可能なラインに届きます。これらの大学は地域密着型の教育を重視しており、地元就職を希望する学生にとって大きなメリットがあります。
二次試験での得点アップ戦略
得意科目を徹底的に伸ばす
二次試験が重要な大学では、共通テストの結果に左右されすぎず、得意科目で大きく差をつけることが可能です。特に、国語や数学、英語といった主要科目は、得点が伸びるほど他の受験生と大きな差をつけられます。また、理科や社会といった科目で高得点を狙うことで、さらに安定した合計得点を目指せます。
過去問研究の重要性
共通テストと二次試験の両方で重要なのが、志望校の過去問分析です。各大学の出題傾向や配点比率を把握することで、効率的な学習計画を立てられます。例えば、横浜国立大学の経済学部では論述問題が重視されるため、論述力を強化することが合格への近道です。一方で、地方国公立大学では基礎的な問題が多く出題されることがあるため、基礎学力を着実に身につけることが鍵となります。
冷静な志望校選びのための心構え
情報に振り回されない
受験期には多くの情報が飛び交いますが、冷静に分析し、自分の実力や志望校に合った戦略を立てることが大切です。特に、合格ボーダーラインや倍率の動向を見極め、自分に最適な大学を選びましょう。
柔軟な志望校変更
受験期間中に志望校への気持ちが変化することもあります。その場合は、合格可能性の高い大学に志望校を変更する柔軟性も重要です。「共通テスト7割」を基に、より現実的で自分に合った進路を見つけることで、充実した大学生活を送ることができます。
まとめ
共通テストで7割を得点した段階では、地方国公立大学や一部の中堅難関大学群への挑戦が現実的な目標となります。冷静に自分の得点状況を分析し、各大学の配点バランスや特徴を考慮した受験戦略を立てましょう。二次試験での得点アップや柔軟な志望校選びが、合格への道をさらに広げてくれます。
(akamon lab) 2025年1月25日 21:01