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akamon lab ブログ 2025年2月アーカイブ
国公立前期試験お疲れさまでした。
国公立前期試験お疲れさまでした。
国公立前期試験終了
本日で国公立の前期日程が終了しました。共通テストから私立大の試験を経て国公立の試験大変お疲れさまでした。私立大後期日程
首都圏では東京都市大学や東京理科大学、日本大学、芝浦工大などの大学
関西圏では立命館や近畿、龍谷などで試験が実施されます。最後まで諦めずにやり遂げましょう。
国公立後期日程
後期日程は一般的に枠が狭く難易度が高いです。しかしこの期間にしっかりとニガテややり残しをつぶしきれれば十分に逆転合格が狙えます。この時期の受験生は受験疲れや復習不足でパフォーマンスが低下してます。最後までやり遂げればいい結果が待っているかもしれません。
(akamon lab)
2025年2月26日 19:38
相次ぐ学習塾の倒産:あなたの通う予備校は大丈夫?
学習塾業界の現状と未来:倒産増加の背景と成長の可能性
近年、学習塾業界は大きな転換期を迎えています。2024年には、学習塾の倒産件数が53件と過去最多を記録し、その苦境が鮮明になりました。特に、1月4日には大学受験予備校「ニチガク」を運営する日本学力振興会(東京都新宿区)が事業を停止し、負債約1億円を抱えて破産申請の準備に入るなど、受験シーズンを前に大きな混乱が生じています。これらの状況から、「塾業界の終焉」という声も聞かれますが、果たして本当にそうなのでしょうか? 本記事では、学習塾業界の現状と今後の可能性について詳しく解説します。
塾業界の苦境:倒産増加の背景
1. 少子化による生徒数の減少
少子化の進行は、学習塾業界にとって深刻な問題の一つです。そのため何もしなくても生徒が集まるわけではなく経営が厳しくなる塾も当然増えます。
2. オンライン教育の普及
新型コロナウイルスの影響により、オンライン授業が急速に普及しました。これにより、自宅で学習できる環境が整い、従来の対面型塾の存在意義が問われるようになりました。特に、低コストで質の高い授業を受けられるオンライン塾の台頭は、従来型の学習塾に大きな影響を与えています。
所謂濃厚接触を避けられるメリットだけでなく実際に都市部の塾に通うことができない地方在住者や首都圏在住者でも家や学校の位置によっては通塾の時間が嵩み、さらに都市部の電車の混雑にも疲弊してしまうため通塾を嫌う傾向もあります。
3. 教育に対する価値観の変化:浪人せず現役で行ける大学へ
かつては「学歴が将来を決める」と考えられていましたが、近年ではその価値観が変化しつつあります。企業の採用基準が多様化し、学歴だけでなくスキルや実績を重視する傾向が強まっているため、親や子どもたちの学習に対する意識も変わっています。その結果、学習塾に通わせる家庭が減少し、一部の塾は生徒確保に苦戦しています。
とはいえ依然大手企業は学歴フィルターを用いており旧帝大、早慶、MARCHなどは一定数の人気を維持しているため塾としての需要はあります。超高学歴になる必要はないと判断する学生が減っており”浪人生”の数が減っていることが一因と言えるでしょう。資格が必要な医学部等はともかく、辛い浪人をするよりも現役で行ける大学にいけばいい。大学全入時代の今そう考える人は少なくありません。
4. 競争の激化と供給過多
学習塾業界は参入障壁が低く、新規参入が相次いでいます。少ない資本で開業できるため、新たな塾が次々と誕生し、市場は供給過多の状態に。結果として、競争が激化し、経営が困難な塾が増えているのです。
それでも塾業界は終わらない! 未来の成長要因
このような厳しい状況の中でも、学習塾業界にはまだ成長の可能性があります。
1. 教育費の増加
文部科学省が発表している「子供の学習費調査」によると、少子化が進む中でも、家庭の教育費支出は増加傾向にあります。一人あたりの教育投資額が増えているため、高品質な学習塾に対する需要は依然として高いといえます。
2. 受験対策の早期化
近年、受験対策を早期から始める家庭が増えています。特に中学受験を視野に入れた小学生向けの塾は根強い人気を誇ります。また、高校受験や大学受験を意識した学習も低年齢化しており、これが学習塾の需要を支えています。浪人を避けいい大学に入るためには早めの準備ということで皆躍起になっています。
3. 個別指導塾の台頭
集団授業から個別指導へのシフトが進んでおり、マンツーマンまたは少人数制の個別指導塾が人気を集めています。個別指導は生徒一人ひとりの学力に合わせた指導が可能であり、保護者の期待にも応えやすいため、今後も市場の成長が見込まれます。
4. IT技術を活用した学習の進化
オンライン教育が普及したことで、塾業界もITを活用した新たな学習サービスを展開するようになっています。AIを活用した学習アプリやデータ分析を駆使した個別最適化学習など、新しい形の教育が求められています。この流れに適応できる塾は、今後も成長を続けるでしょう。
どうしたらつぶれないいい予備校を見つけられるのか
どんなにいい塾でもつぶれたら授業は受けれませんし、支払った学費すら帰ってきません。つまり競争の激しい現代の予備校においては受講生側がしっかりと見極める必要があるのです。
今後の学習塾業界は、以下のような方向性で発展していくと考えられます。
昨今の予備校:最新のトレンド
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オンラインとオフラインの融合:対面授業とオンライン授業を組み合わせたハイブリッド型の塾が主流になる。首都圏に住んでいて平日はオンライン、休日は対面などバリエーションに富んだ受講形態で予定を立てやすく移動によるストレスを最小限にできるとして人気が高いです。
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個別最適化学習の強化:AIやデータ分析を活用し、生徒一人ひとりに最適な学習プランを提供。旧来行われてきた偏差値ベースの受験校選びを避け生徒の得意と大学の試験問題の相性を照らし合わせてより合格可能性を高める受験コンサル的な側面を持つ予備校
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教育の質を重視した塾が生き残る:結局は安価な塾よりも、教育の質を重視し、結果を出せる塾が支持されます。安かろう悪かろうではこの時代生き残れないというわけです。私欲を満たすために学費を吊り上げる塾ではなく正当な経営費としての学費が使われている予備校を見極めてください。
まとめ
学習塾業界は確かに変革の時を迎えています。倒産する塾が増えているのも事実ですが、それは業界全体の衰退を意味するものではなく、競争が激化し、生き残る塾と淘汰される塾が明確になっていることを示しています。
時代に適応し、オンライン教育や個別指導を取り入れる塾、教育の質を高める塾は、今後も成長を続けるでしょう。教育に対する需要がなくなることはなく、むしろ質の高い学習を求める家庭が増えているため、塾業界は進化しながら存続し続けると考えられます。
これからの学習塾業界は、「淘汰と成長の時代」に突入しています。生き残る塾は、変化を恐れずに新たな価値を提供できるところでしょう。
(akamon lab)
2025年2月20日 18:30
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