HOME > akamon lab ブログ

akamon lab ブログ

大学受験のための効率的な学習計画の立て方

大学受験の効率的な勉強法:成功への道筋

志望大学と学部の決定

まずは希望する大学を決め、その後に学部や学科を決定します。事前にこれを決めておく理由は、受験科目を把握するためです。大学によっては学部ごとに科目の配点比率が異なるため、効率的に勉強を進めるためには比率の高い科目に集中することが重要です。

入試スケジュールの把握

志望大学が決まったら、入試までの流れも把握しておくことが大切です。一般的に共通テストの出願は10月、実施は1月中旬ですが、私立や国立では試験の時期が異なります。学習計画を立てる際には試験の日程を正確に把握し、計画を作成することが効率的な受験勉強の第一歩となります。

学習計画の作成

1年間という時間を有効に使うためには、無理のない明確な学習計画を立てることが必要です。以下のように段階的に学習を進める方法が効果的です。

  • 4月~8月:基礎力をつける
  • 9月~11月:応用力をつける
  • 12月~3月:実践力をつける

この計画をさらに1ヶ月ごと、1週間ごとに細かく落とし込むことで、効率的な学習が可能となります。

基礎固めの重要性

国公立大学の一般選抜では、基礎学力を問う「大学入学共通テスト」が課されます。基礎固めはこのテスト対策だけでなく、二次試験で出題される応用問題を解くための土台にもなります。基礎がしっかりしていれば、応用問題を解く際にも途中まで解けることが多く、問題を解く過程での加点を得ることができます。

応用力と実践力の向上

基礎力が身についたら、次は応用力を高めるために応用問題に取り組みます。そして、実践力をつけるためには過去問の演習や大学別の対策が不可欠です。基礎固めを早めに終わらせ、余裕を持って実践的な演習に取り組むことが理想です。

学力の現状把握と計画の柔軟性

自分の現状の学力を把握し、苦手な科目に重点を置いた学習計画を立てることが重要です。定期的な模試を活用し、学習計画を柔軟に変更していくことで、効率的な勉強が可能となります。

効率的な受験勉強のポイント

  1. 基礎を固める:まずは基礎力をしっかりと身につけること。
  2. インプットとアウトプットのバランス:暗記と問題演習のバランスを取る。
  3. 信頼できる一冊の参考書を使う:参考書は信頼できる一冊を完璧にする。
  4. 苦手な科目に重点を置く:苦手科目の克服が合格への近道。
  5. 勉強する習慣をつける:毎日の勉強習慣を定着させる。

勉強の習慣化とモチベーション維持

勉強を習慣化するためには、毎日少しずつでも継続することが大切です。また、モチベーションを維持するためには、日々の勉強時間や内容を見える化し、小さな目標を設定して達成感を感じることが効果的です。

まとめ

大学受験に向けた効率的な勉強法を紹介しました。基礎を固め、応用力を高め、実践力をつけるための計画を立てることが成功への鍵です。自分に合った勉強方法を見つけ、モチベーションを維持しながら計画的に勉強を進めていきましょう。


文理選択はどうする?理系と文系の進路選択について考える

理系と文系の進路選択について考える

「理系と文系」という言葉は、高校や大学での進路選択や将来のキャリアを考える際によく耳にするものです。進学のタイミングで「理系と文系の違いは?」「文系と理系どちらに進むべきか?」といった疑問を持つことは、多くの人にとって共通の経験でしょう。

日本において、理系・文系の進路選択は人生における大きな分岐点になります。そのため、理系と文系の違いを理解し、自分に合った進路を見つけることは非常に重要です。

文系脳と理系脳

まず、「文系脳」と「理系脳」について理解することで、理系と文系の違いをより明確にイメージできます。文系脳は物事を複雑に表現することを好み、理系脳はシンプルで規則正しいことを好むと言われています。

文系脳や理系脳の違いは、先天的要素と後天的要素の両方に影響されます。特に幼少期(0~10歳程度)における学習経験が重要で、人間の脳の発達がこの時期に最も活発だからです。

文系学部と理系学部の大学生活

文系学部と理系学部では、大学生活のスタイルにも違いがあります。

文系:

  • 2年生または3年生からゼミが始まり、週1回の拘束時間は短め
  • 自由に使える時間が比較的多く、サークル活動やアルバイトに力を入れる人も多い
  • 色鮮やかなキャンパスライフのイメージはすべて文系

理系:

  • 実験が多く、課題や実験レポートの提出も多い
  • 3年生から研究室に所属し、4年生からは研究室中心の生活になる
  • サークル活動やアルバイトも可能だが、文系ほどではない

文理選択のポイント

文理選択は人生の大きなターニングポイントです。以下のポイントを考慮して決めると良いでしょう。

将来の夢から逆算して考える: 将来の夢がある場合、その夢に近づくために必要な職業とその職業に就くために必要な知識を学べる学部を選ぶことで、自然と文系・理系の選択が決まります。

自分の得意な科目から考える: 将来の夢がはっきりしていない場合、自分の得意な科目から選ぶと良いでしょう。理科や数学が得意なら理系、国語や社会が得意なら文系です。自分の好きな科目を選ぶことで、自分の才能を活かすことができます。

理系と文系の就職におけるメリット

理系のメリット:

  • 専門性の高い知識をつけることができる
  • 理系職業以外にも文系が選びやすい職業にも就ける
  • 専門職への就職が強い

文系のメリット:

  • 実験や研究が少ないため自由な時間を作れる
  • 学費が安い
  • コミュニケーション能力が磨かれる

文系と理系の垣根はなくなりつつある

そもそも、学部を理系と文系に分けている国は日本くらいと言っても過言ではありません。例えば、経済学部は文系に分類されていますが、数学が必須の学部です。また、大学によっては、文系と理系がミックスされた学部も存在します。

文理選択は自分の興味・直観を信じて

文理選択を考えるときには、「家庭がこうだから」「周りがこう言うから」だけで判断するのではなく、「楽しい・面白い」「昔から気になっていた」といった自分の中にある興味や直観を信じることが大切です。

自分に合った進路を見つけるために、自分の興味や得意なことを基に選択することで、充実した学生生活と将来のキャリアを築いていくことができるでしょう。

高校・大学での文系理系の違い

高校や大学での文系・理系の違いは、重点的に学ぶ教科や分野によって分けられます。

高校

  • 文系: 国語、社会を中心に学ぶ。
  • 理系: 数学、理科を中心に学ぶ。
  • 共通: 英語

大学

  • 文系: 法学部、経済学部、文学・人文学部、教育学部、外国語学部など。
  • 理系: 医学部、薬学部、歯学部、農学部、理学部、工学部、理工学部など。

文理選択のポイント

文理選択は人生の大きなターニングポイントになります。以下のポイントを参考に、自分に合った選択をしましょう。

将来の夢から逆算して考える

将来の夢がある人は、その夢に近づくために必要な職業、その職業に就くために必要な知識が学べる学部・学科を逆算して考えましょう。

自分の得意な科目から考える

得意な科目から選ぶことも一つの方法です。理科や数学が得意なら理系、国語や社会が得意なら文系を選びましょう。

文系と理系の就職の違い

文系と理系の選択は将来の職業にも影響します。理系では医師や薬剤師などの専門職、文系では弁護士などの法曹関係などがあります。どちらも自分の興味や得意分野を考慮して選ぶことが大切です。

文理選択の結論

文理選択は自分の興味や得意分野、将来の夢に基づいて決めることが重要です。自分が楽しく学べる分野を選び、主体的に行動できる能力を養うことが、将来の成功につながるでしょう。


大学と学部別の平均年収ランキング:医・歯・薬学部がトップに君臨する理由

大学と学部別の平均年収ランキング:医・歯・薬学部がトップに君臨する理由

大学の学部別平均年収ランキングでは、医・歯・薬学系学部が第1位を獲得しています。この背景には、メディカル業界全体の高収入が反映されています。医師、薬剤師、臨床開発などの医療系専門職への就職率が非常に高いことが、医・歯・薬学部の平均年収の高さを支えています。

学部別平均年収ランキングトップ3

第1位:医・歯・薬学系学部

医・歯・薬学系学部出身者の平均年収は509万円です。医療系専門職は高収入を誇り、そのため、これらの学部を卒業した人々が高い平均年収を得ることが一般的です。

第2位:理・工学部

理・工学部は第2位にランクインし、平均年収は495万円です。理系の知識と技術が求められるメーカーへの就職率が高く、年齢とともに年収が上がっていく傾向が強いことが、高年収の理由といえます。

第3位:経済・経営・商学部

経済・経営・商学部の平均年収は480万円で第3位です。実学系の学部であるため、金融機関やコンサルティングファーム、メーカーなど年収が高い企業への就職が多いことが高年収の理由となっています。

高収入と低収入の学部比較

医・歯・薬学系学部出身者の平均年収が509万円であるのに対し、心理系学部出身者の平均年収は290万円です。この差は216万円にも及びます。このことから、技術系や医療系の職種に就く人が多い学部ほど平均年収が高いことが分かります。

偏差値と年収の相関関係

大学の学部の中でも偏差値が高い医学部や法学部の出身者は、一般的に高年収を得る傾向があります。大学受験で努力した分が、将来的に高収入という形で報われることが証明されています。

また、観光系学部や家政・生活科学系学部、心理系学部などの非実学系の学部出身者の平均年収が低い傾向にあることも見逃せません。これらの学部は、一般的な企業でそのまま流用できる学問ではないため、収入が低くなりがちです。

高卒と大卒の年収格差

さらに、学歴による年収格差についても見てみましょう。厚生労働省の「平成28年賃金構造基本統計調査」によると、高卒と大卒では年収に大きな差があります。例えば、高卒男性の平均年収は288万1,000円に対し、大学・大学院卒男性の平均年収は399万7,000円です。この差は約110万円にもなります。高卒女性と大学・大学院卒女性の間でも、約80万円の差が見られます。

50~54歳における年収の違い

50~54歳の年齢層においても、高卒と大卒の年収格差は顕著です。高卒男性の平均年収は347万円であるのに対し、大学・大学院卒男性の平均年収は535万2,000円です。およそ200万円の差があります。同様に、高卒女性の平均年収は226万4,000円、大学・大学院卒女性の平均年収は392万7,000円であり、約170万円の差が見られます。

初任給と生涯賃金の差

初任給においても差が生じています。高卒の初任給は約16万円ですが、大学・大学院卒の場合は21万~23万円です。この初任給の差が積み重なることで、年収や生涯賃金にも大きな影響を及ぼします。高卒男性の生涯賃金は2億670万円に対し、大学・大学院卒男性の生涯賃金は2億6,630万円です。このように、学歴による年収格差は生涯にわたって続きます。

結論

今回の調査から、難関大学出身者は一般的に高収入を得る傾向があることが分かりました。これは、難関大学に進学するためには高い学力や能力が求められ、その後のキャリアにおいても優れた能力を持っている可能性が高いと見なされるからです。難関大学は優秀な教育環境やネットワークを提供することが多く、これらの要因も高収入を支える要因となります。

難関大学への進学を目指す学生にとって、このデータは大きなモチベーションとなるでしょう。努力と投資が将来的に実を結ぶことを示しているからです。


大学受験に向けて塾はいつから通う?

大学受験に向けて塾や予備校に通うタイミング

大学受験に向けて、いつから塾や予備校に通うべきかという問題は、非常に多くの学生とその親が直面する課題です。塾に通うタイミングは早い方が良いと言われることが多いですが、具体的にはどのタイミングが適切なのでしょうか?今回は、4つのタイミングをおすすめの順に紹介します。

1. 高校1年生の夏から

高校1年生の夏から塾に通うことは、学習内容が急に難しくなり、科目による習熟度に差が出てくることが多い時期です。すでに進学したい大学が決まっている場合や、将来の目標が明確な場合には、このタイミングが最適です。早めに塾に通うことで、学習習慣が身に付きやすく、基礎固めをしっかり行うことができます。

2. 高校2年生の夏から

特に国公立大学への進学を目指す場合、高校2年生の夏から塾に通い始めることが重要です。国公立大学の受験科目数は多く、早めに対策を始めることで、受験までの準備期間を十分に確保できます。この時期から塾に通うことで、受験に必要な知識を体系的に身に付けることができます。

3. 高校3年生から

高校3年生から塾に通うという選択肢もあります。しかし、学習時間が圧倒的に足りないため、できることには限りがあります。基礎固めがしっかりできており、かなりの集中力とやる気があれば、このタイミングでも成果を上げることは可能です。

4. 高校入学時から

高校入学時から塾に通うことも一つの選択肢です。高校入学と同時に、なりたい職業が決まっている、難関大学への入学を目指しているなどの明確な志望動機がある場合には、このタイミングが適しています。塾に通うことで、早期から志望校に向けての学習環境を整えることができます。

大学受験塾に通うメリット

大学受験塾に通う最大のメリットは、最短ルートで志望する大学への合格を目指せることです。志望校にあった対策ができ、同じ目標を持った仲間と一緒に励まし合いながら勉強できることが魅力です。他にもさまざまなメリットがありますので紹介します。

1. 学習習慣が身に付く

部活などで忙しい生活を送っていると、「勉強しなければ」と思っていても、習慣化することは難しいかもしれません。しかし、塾に通えば、決まった曜日や時間に勉強することになるため、必然的に学習習慣が身に付きます。毎日コツコツと勉強することで、基礎固めができ、受験対策を効率的に進めることができます。

2. 志望大学にあった対策ができる

塾では、集団授業や個別授業などの形式で志望校別やレベル別のクラスがあり、それぞれの生徒に最適な対策が提供されます。過去のデータや出題傾向を活用して、効果的な学習方法を指導してくれるため、志望大学への合格率を高めることができます。

3. 進路について相談できる人が身近にいる

大学受験は多くのプレッシャーが伴いますが、塾では進路相談や学習相談を定期的に受けることができます。不安や疑問を解消しながら勉強に集中できる環境が整っているため、安心して受験に臨むことができます。

4. 同じ目標に向かっている仲間が周りにいる

塾に通えば、同じ目標を持つ仲間と一緒に勉強することができます。お互いに切磋琢磨し合い、励まし合いながら勉強することで、モチベーションを維持することができます。また、オンライン塾でも「オンライン自習室」などを活用することで、孤独を感じることなく勉強に取り組むことができます。

塾の選び方

大学受験塾には、集団授業、個別指導、オンライン授業の3つのタイプがあります。それぞれに特徴があり、自分に合った塾を選ぶことが重要です。

1. 集団授業

複数の生徒に対して1人の講師が指導を行う形式で、学校の授業に近いイメージです。周囲に影響されて意欲が湧くタイプや、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨しながら勉強するのが得意な生徒に向いています。

2. 個別指導

生徒1人または少人数に対して講師が指導を行う形式です。個別に対応してもらえるため、苦手科目の克服や特定の目標に向けた戦略的な学習が可能です。質問がしやすく、自分のペースで学習を進めることができます。

3. オンライン授業

インターネットを利用して授業を受ける形式で、場所や時間を選ばずに受講できます。自宅で学習できるため、通塾の手間が省けるのがメリットです。また、録画授業もあるため、繰り返し学習することができます。

設備やサポートの確認

塾を選ぶ際には、設備やサポート体制も重要なポイントです。

1. 自習室の有無

自習室があるかどうか、利用しやすい環境かどうかを確認しましょう。自習室が充実している塾では、受講日以外も自由に利用できることがあります。

2. 過去問や志望校データの充実度

志望校のデータや過去問が揃っているかどうかも重要です。塾内で利用できる教材や資料の充実度を確認しましょう。

3. 講師の質

プロの講師が指導を行っているかどうか、指導経験が豊富かどうかを確認しましょう。学習計画の指導や進路相談の対応も重要なポイントです。

まとめ

大学受験に向けて塾や予備校に通うタイミングは、早ければ早いほど効果的です。しかし、それぞれの生徒の状況や目標に応じた適切なタイミングを見極めることが重要です。また、塾を選ぶ際には、設備やサポート体制を確認し、自分に合った学習環境を整えることが大切です。大学受験という大きな目標に向かって、一歩一歩着実に進んでいきましょう。


共通テストで7割の得点ってどれくらいのレベルなの?

共通テストで7割の得点を目指すための完全ガイド

共通テストで7割の得点ってどれくらいのレベルなの?

共通テストは、2021年から導入された入学試験制度です。センター試験と同様に、大学進学を目指す受験生にとって重要な一大イベントとなっています。では、この共通テストでの7割の得点は、一体どの程度のレベルなのでしょうか?

7割の得点を目指すことは、ある意味で絶妙なバランスを求められることを意味します。この得点は頑張れば達成できるという微妙なラインに位置します。もちろん、この得点を超えればさらに良いですが、その分だけ時間と労力を要することになります。逆にこの得点を下回ると比較的努力をせずに取れる可能性もあると言えます。努力がきちんと反映されるテストといったところでしょうか。

共通テストでの7割の得点を取ることは、一種の挑戦であり、努力と計画性が求められます。それでは、7割の得点を目指すことができれば、どのような大学に進学することができるのでしょうか?
aptDSC_1005.jpg

共通テストで7割取れれば目指せる大学

日東駒専は合格ラインギリギリ

共通テストでの7割の得点では、難関大学の合格はまず不可能です。目指せるのは中堅大学です。特に、日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学)は、7割程度の得点でも勝負になる大学です。学部によって多少の違いはありますが、7割を取れるのなら恐らくこの辺りの中堅大学が勝負の場所になるでしょう。

地方国立なら合格ライン

7割を取れるのなら、地方国公立を目指すという選択もあります。中には、医学部に合格できる大学も地方なら存在します。

  • 旭川医科大学
  • 岩手大学
  • 岡山大学
  • 広島大学
  • 静岡大学
  • 新潟大学

これらの地方の国立大学でも7割を取れれば合格は可能です。地方への進学を考えている人でも、いくつかの選択肢を持てるでしょう。

共通テストで7割取りたい人におすすめの勉強法

自分の現時点の学力を理解して勉強計画を立てる

7割を目指すのなら、まずは自分の現時点での学力をきちんと把握しましょう。そして、共通テストまでを逆算して勉強計画を立てます。共通テストで7割を取るためには、本気の勉強が必要です。がむしゃらに勉強するだけではなく、計画性を持って本気で勉強することで、効率良く7割に達することができるでしょう。自分で現時点の学力を理解できない場合は、学校や塾の先生に聞いてみてください。

7割取りたいなら8割を目指そう

共通テストで7割を取りたいなら、7割を目標にしてはいけません。7割を目標にしてしまうと、ギリギリの戦いになってしまいます。7割を取りたいのなら、その上の8割を目指す勉強をしましょう。目標意識をあえて7割よりも高く持つことで、7割に達する可能性を高められます。

難問にもチャレンジしなければならない

基礎だけの勉強では7割は取れません。応用はもちろん、多くの受験生が間違える正答率が低い問題にも正解できるような準備が必要です。基礎的な問題は絶対に取りこぼさず、このような難問をいくつか取れるようになると、点数はそれだけ伸びます。普段の学習から難しい問題にもチャレンジしておきましょう。

得意科目では絶対取りこぼさない

得意科目は大きな得点源になります。得意科目での取りこぼしは許されません。「得意科目でどれだけ取れるか?」というのは、共通テストで点数を積むために重要です。得意科目では8割以上の点数が取れれば、全体で7割により近づけます。

苦手すぎる科目があると厳しい

7割の得点が取れるかどうかは、得意科目だけではなく苦手科目の出来も大きく影響します。あまりにも苦手すぎる科目があるようなら、全体の点数は伸び悩んでしまいます。得意科目で8割、苦手科目で6割取れれば全体で7割に達しますが、5割も取れない苦手科目があると、さらに得意科目を伸ばさなければならなくなります。苦手科目を6割取れるようにする勉強をしたほうが、全体で7割を取れる可能性は高まります。苦手科目との付き合い方も大事です。

共通テストで7割を取る勉強法のポイント

基本を徹底的に身に付ける

共通テストで7割を取るためには、何より基本を徹底的に身に付けることが重要です。基本~標準レベルの参考書や問題集を用意し、例題と練習問題を繰り返し演習します。教科書に載っている重要用語は、自分で説明できる状態を目指しましょう。問題集は最低でも3回は繰り返し、自力で解けたか・正解できたか、復習が必要かという視点で問題番号に印をつけながら進めると効率的です。

ケアレスミスを防ぐこと

共通テストは制限時間の中で多くの情報を処理しなければならないため、ケアレスミスが起きやすいです。普段からケアレスミスを起こさない意識で勉強に取り組むことが大切です。問題文の読み間違いや勘違い、マークミス、時間不足による焦りからのミスなど、ケアレスミスを防ぐために日頃から注意しましょう。

各科目特徴を知る

共通テストは教科・科目によって出題傾向が異なるので、数年分の過去問題集や予想問題集をチェックし、具体的な特徴や形式の把握に努めます。過去問によって教科・科目特有の出題傾向をつかんだうえで、必要な対策を練りましょう。

志望大学に入るために必要な点を狙う

志望大学に受かるために共通テストで獲得すべき総合得点率を知り、それを目標とします。具体的な得点プランを決めることで、勉強法も定めやすくなります。苦手科目は基礎固めに力を入れ、得意科目については高得点を目指せるように問題演習を繰り返すといった対策が可能です。

時間配分に注意

共通テストに挑むうえで重要なのは時間配分です。設問文や資料など、読んで処理しなければいけない情報量が多いため、時間配分を誤ると失点の原因になります。時間配分を意識しながら日ごろの学習に取り組むことが大切です。

過去問を繰り返し解く

基礎問題を十分こなせる状態になったら、過去問題集や予想問題集などで応用力を身につけましょう。共通テストは設問文や資料など読み解く必要のある文章量が多いため、演習で慣れておくことが重要です。過去問を解く際は、入試本番と同じように制限時間を設けて取り組むことをおすすめします。

模試を受ける

共通テスト用の模試が各予備校から実施されています。本番の試験の感覚を掴むためにも何度か受験しましょう。


文理選択はどうする?大学の学部ってどう選べばいい?

大学選びのポイント:自分の未来を見据えて進路を考える

自己分析をしてやりたいことを明確にしよう

まずは、自分自身を振り返りましょう。学びたいもの、興味や関心のあること、将来つきたい職業が何かを考えてみてください。すべてに明確な答えを出す必要はありませんが、ぼんやりとしたイメージだけでも学部選びのヒントになります。

興味のある職業と必要な資格を調べる

具体的になりたい職業や就きたい仕事がある場合、そのために必要な資格や、どこでその資格が取れるのかを調べましょう。資格が必要ない職業でも、その仕事につながりそうな学部を考えてみてください。まずは医者になりたいなら医学部、弁護士になりたいなら法学部といったぼんやりした感覚で問題ありません。

文系か理系かを選ぶ

高校生が将来の進路を考えるとき、最初に出合う分岐点は文系or理系という選択肢です。例えば大学受験では、人文科学系や社会科学系は文系、自然科学系は理系」という枠組みで分類されています。しかし、大学に入ってからの実際の科学系の研究では、文系・理系という枠組みはあまり関係ありません。大切なのは、自分がどの学問に興味を持てるかです。
decision-5291766_1280.jpg

学部と学科の違い

学部と学科の違いを理解することは重要です。大学は一番大きな単位で、その次に学部、その次に学科や専攻と続きます。学部は大きな枠組みで、学科はその中の専門分野です。さらに細かく分類したものが専攻です。例えば、経済学部金融学科では、経済学部で経済を学び、その中でもより専門的な内容を金融学科で学ぶことになります。

学部・学科の調査

同じ名称の学部でも、大学によって設置されている学科は異なります。また、学科やゼミによっても学ぶ内容は変わります。自分の興味があることが学べるのはどこか、学部だけでなく学科やゼミの内容まで調べましょう。

公式HPやパンフレットのチェック

自分の興味に合致しそうな大学を見つけたら、その大学の公式HPやパンフレットをチェックしましょう。同じ学部や学科でも、大学によってカリキュラムポリシーや学生数が異なります。情報を比較して、自分に合いそうか、希望の条件を満たしているかを検討します。

オープンキャンパスに参加

オープンキャンパスは、大学の雰囲気を直接感じる絶好の機会です。学ぶ内容やカリキュラムに興味があっても、実際に行ってみると雰囲気が合わない場合もあります。受験を突破して入学した後、その大学で過ごす自分をイメージできるかどうかを考えましょう。

学部・学科が決まれば志望大学も決まる

自分が学びたいことが具体的になると、学部や学科も定まってきます。それにより、その学部や学科を設置している大学を検討できるようになります。

自分の興味関心を整理する

進路選びの出発点は、自分の興味関心を整理することです。スポーツが好き、音楽が好き、人と一緒に何かをするのが好き、ひとりで黙々と作業をするのが好きなど、どんな些細なことでも構いません。ノートに書き出したり、スマホのメモに記録したりして、自分が興味のあることを整理してみましょう。

将来の働き方をイメージする

将来どのような働き方をしたいか、どこで働きたいか、30歳、40歳になったときの自分をイメージしてみましょう。例えば、海外で活躍したい、独立開業したい、資格を取得して結婚出産後も働きたい、自分の趣味や生活を重視してオフタイムを充実させたいなど、それぞれ仕事に対する考え方や志向があるはずです。自分が将来どうなっていたいかをイメージして、そのために大学で何を学べばいいかを考えましょう。

友達や先輩の意見を参考にする

自分の考えだけではなく、友達や先輩の意見を聞いて参考にしましょう。友達とお互いの興味関心を話し合うことで、新たな気づきが得られることもあります。自分の興味関心を友達同士で開示し合い、広げてみることが大切です。

学び方をイメージする

大学では、幅広く学んでやりたいことを決めていくのか、将来の仕事をしぼって学びを決めるのかという2つの学び方があります。教養を身につけることが中心の学部もあれば、1年次から専門課程を学ぶ学部もあります。どちらの学び方をしたいかを考えることで、ある程度の学部にしぼることができます。

夢は変わることもある

進路を選ぶ際には、夢や目標が変わることもあると前向きに考えましょう。夢にしばられたり、職業にこだわりすぎたりせず、自分の興味関心や大事にしたいこと、将来どうなっていたいかを軸に進路を考えましょう。

進学費用について考える

国公立大学なのか、私立大学なのか、学部によって学費は異なります。また、家から通うのか、一人暮らしをするのか、海外留学したいのかによっても費用は異なります。進学費用について早めに保護者と相談し、奨学金制度の利用も検討しましょう。


自分の未来を見据えて進路を考えることは、人生の重要なステップです。興味関心を整理し、将来の目標に向かって適切な学部・学科を選びましょう。オープンキャンパスへの参加や友達・先輩の意見を参考にし、自分に合った進路を見つけてください。


高校生向け学習スタイルの確立と受験勉強のポイント

高校生向け学習スタイルの確立と受験勉強のポイント

高校の授業は中学よりも進度が速く、内容も難しくなります。授業についていけず落ちこぼれないために、1年生の早い段階で学習スタイルを定着させることが重要です。ここでは、効果的な学習スタイルの基本と、学年別の具体的な勉強法について紹介します。

学習スタイルの基本

高校での学習スタイルの基本は、予習→授業→復習です。予習をすることで、自分がわからない箇所を把握し、授業中に重点的に集中できます。授業後の復習で理解度を確認し、知識を定着させましょう。理解できない箇所があれば、先生に質問して早めに解決することが大切です。しかしこの予習が困難で大きな課題になります。akamon labでは予習をさせないスタイルで授業を進めていきます。予習が苦手な生徒はお問い合わせください。

高校1・2年生の学習の進め方

主要3教科の早めのスタート

高校1・2年生の時点では、志望校が決まっていない人も多いですが、英語・国語・数学の基礎をしっかり固めておくことが重要です。これらの教科は短期間で成績アップが難しく、一度つまずくと挽回が困難です。基礎が固まっていれば、進路変更にも対応しやすくなります。ここで主要な国数を捨てると理系文系どちらに進んでも国公立大学への進学が厳しくなります。

理科・地歴公民の勉強の始めどき

多くの受験生は、高校3年生になってから本格的な受験準備を始めますが、特に国公立大学志望の人は、高校2年生の夏には理科や地歴公民の勉強を始めるべきです。勉強期間が短くなると浪人生との差が大きくなります。主要3教科以外も早めに基礎を固めておきましょう。

高校3年生の学習の進め方

夏までの基礎固めと問題演習

高校3年生の夏までは、基礎固めに力を注ぎましょう。この時期までに苦手科目を克服し、基礎を完成させることが大切です。夏休み中は、基礎の完成、不得意科目の集中対策、発展的内容の習得、得意科目の強化、実戦演習などをテーマに課題をクリアしていきましょう。夏休み明けまでに志望校の過去問を少なくとも1年分解き、出題傾向をつかんでおくことが必要です。

秋以降の入試対策

秋以降は、基礎を土台に応用力・解答力を養成していきます。学校や予備校の授業内容を確実に理解し、入試レベルの問題演習を通じて実戦的な解答力を身につけましょう。共通テスト対策も早めに取り組み、点数を取りこぼさないようにしましょう。

冬以降の実戦演習

冬以降は、本番を想定した実戦演習に取り組みます。過去問などを使い、志望校の出題傾向に合わせた対策を行いましょう。共通テストが終了した後は、結果に振り回されずに志望校に特化した勉強を進め、合格を確実にしましょう。

学年別の大学受験勉強の流れ

高校1年生

  • 基礎的な内容の学びを意識
  • 部活動と両立しながら毎日少しずつ勉強する習慣を身につける
  • 文理選択を考える

高校2年生

  • 志望校や志望学部を具体的に決める
  • 得意・不得意を明確にし、苦手克服の計画を立てる

高校3年生

  • 部活動を引退した夏以降から問題演習を中心に行う
  • 過去問を解き、模擬試験を受けるなどで応用力を身につける
  • 受験本番までスケジュールを詰め、計画的に勉強を進める

効率的な受験勉強のポイント

  1. 勉強に集中できる環境をつくる:勉強に集中できる環境を整え、無駄なものは置かないようにしましょう。
  2. 勉強を習慣化する:毎日勉強する習慣をつくり、塾や自習室を活用するのも効果的です。
  3. スモールステップを意識する:小さな目標を設定し、達成を積み重ねることでモチベーションを維持しましょう。

まとめ

高校1年生から計画的に勉強を始めることが、大学受験の成功への近道です。基礎をしっかり固め、スモールステップで目標を達成していくことで、確実に合格へと近づきます。効率的な学習スタイルを身につけ、受験勉強を効果的に進めましょう。


獣医学部と医学部って似ているけどどれくらい違うの?

獣医学と医学の違い:どちらを選ぶべきか?

獣医学の基礎と目的

医学部と同じように医療に携わると多くの人が思っている獣医学部ですが、もともと獣医学は家畜を利用管理することを目指した学問であり、農学の分野に含まれます。多くの大学で農学部の中に獣医学科が設置されていることからも、その背景が分かります。獣医学部では「動物の医療」を学ぶ一方で、「畜産利益の維持増進法」を学ぶことが根本にあります。実際、学部の授業では「犬猫」などのペット以上に「牛馬豚鶏」の家畜について学ぶ時間が多く設けられています。生命としての動物だけでなく、食肉の衛生管理など生きた動物に関わらない分野も重要です。そのため、「医療」だけに興味がある人には退屈に感じることもあります。医学部においては食肉について学ぶことはほぼありませんが獣医学部は農学的な畜産要素も多く、医学部を諦めて獣医学部を志望する場合は、この点を理解してから決めるべきです。

医学部と獣医学部の主な違い

医学部と獣医学部は共通点もありますが、将来のキャリアや入試難易度、社会人になった後の年収など多くの面で異なります。

学習内容やカリキュラム

医学部では、内科(循環器、消化器、呼吸器、腎臓、血液、内分泌、神経)や外科(循環器、消化器、呼吸器、内分泌)など、さまざまな科目について学びます。また、最先端の設備が整った大学が多く、臨床教育が充実しています。

獣医学部では、獣医学、畜産学、食品科学、衛生管理などを学びます。獣医学部のカリキュラムも医学部と似た部分はありますが、臨床については動物を対象とし、食品管理や食料供給を目的とした家畜の管理法なども学びます。

将来のキャリア

医学部の卒業生の多くは、病院で診療する勤務医や開業医、研究施設で医療に関する研究を行う研究医、特定の企業に所属する産業医などさまざまな進路があります。医師は人に対して診療や治療を行い、医療行為において裁量権が大きいのが特徴です。

獣医学部の卒業生は、動物病院で臨床医として働くほか、公務員として食品安全管理や民間企業での衛生管理業務に就くことが多いです。臨床医とならない場合は、食品の安全管理や安定的な食料供給の使命を負うことが大きな特徴です。

年収

医学部
卒業生の平均年収は約1,200〜1,800万円程度と非常に高いです。人の命を扱うため非常に重い責任を負っていることが年収の高さの理由です。

獣医学部
卒業生の平均年収は、勤務獣医師の場合で500〜600万円程度です。医師に比べると半分以下であり、仕事内容もハードですが、社会的な需要も高く重要な職業です。しかし医学部のような超高額な年収は期待できません。大学の学費も高額ではありますが余裕で回収できる医学部とはやや差があるでしょう。

獣医学部の難易度

獣医学部の難易度が高い理由は、獣医学部がある大学の数が少なく倍率が高いことが挙げられます。日本には獣医学部を持つ大学が17校しかなく、医学部の80校以上に比べると非常に少ないです。そのため、倍率が高くなり、難易度が上がります。また、併願できる大学が少ないため、難易度が高くなる要因となっています。

進学を考える際の注意点

獣医師になりたいという強い志がある場合は、獣医学部を目指すことに何か壁を感じても乗り越えられるでしょう。しかし、漠然とした夢や理想だけで獣医学部を目指すのは難易度が高いため、動物看護師やトリマーなど他の動物に関する仕事も視野に入れることをおすすめします。

まとめ

医学部と獣医学部はそれぞれ異なる特徴を持っており、将来のキャリアや年収、学習内容などで違いがあります。進学を迷っている方は、きちんと両学部の違いを把握したうえで、自分の志向や目標に合わせて進路を決めることが大切です。安易な考えで志望学部を決めることは避け、十分な情報を収集し、慎重に検討しましょう。


日米の大学の違いについて

日本とアメリカの大学: 入学の難しさと卒業の容易さの違い

日本の大学は入学が難しく卒業が比較的容易であるのに対し、アメリカの大学はその逆であると言われます。この違いの背景には、両国の教育システムと経済的な仕組みが大きく関わっています。ここでは、その違いについて詳しく探ってみましょう。

アメリカの大学の経済的システム

アメリカの大学は、「数名の卒業生の学費を複数の生徒が払うシステム」と揶揄されることがあります。具体的には、次のような仕組みです。

  1. 初年度の授業:

    • 多くの大学では、一、二年生は大講堂で講義を受け、大学院生が授業を教えます。授業料は高く設定されており、クラス変更も最初の一週間を過ぎるとできません。この段階で、大学は多くの学生から収入を得ます。
  2. 上級生の授業:

    • 三年目以降、教授が直接教えるようになり、クラスサイズは小さくなります。ディスカッションやプロジェクト発表など、小人数での学習が求められ、学生一人当たりのコストが増加します。結果的に、上級生の質の高い教育を維持するためには、多くの下級生からの授業料が必要となります。

日本の大学の特徴

日本の大学は、主に国立大学、公立大学、私立大学の三つに分類されます。私立大学の学費は高めに設定されており、それぞれの大学は独自のカリキュラムや方針を持っています。

  1. 入試制度:

    • 日本の大学の入試は非常に競争が激しく、多くの受験生が厳しい試験を通過する必要があります。これに対して、卒業は比較的容易であり、試験や課題も一定の努力で乗り越えられることが多いです。
  2. 教育内容:

    • 講義や授業は出席が重視され、課題の量は講義によって異なります。試験は中間や学期末に行われることが多く、短期間の集中的な勉強で成績を上げることが可能です。

入試と卒業の難易度の違い

アメリカ

アメリカの大学は入学が比較的容易で、卒業が難しいとされています。これは、次のような理由によります。

  • 入学基準:

    • 高校時代の成績、エッセイ、推薦状、課外活動、面接、テストの6つの要素(The Significant Six)を総合的に評価します。入試のような一発勝負ではなく、継続的な努力が求められます。
  • 卒業基準:

    • 授業の予習復習や課題の提出、グループプロジェクトなど、持続的な学習が必要です。授業参加も積極的に求められ、卒業には高いハードルがあります。

日本

日本の大学は入学が難しく、卒業が比較的容易であると言われます。

  • 入試の難しさ:

    • 入試は一発勝負であり、受験生は多くの科目を短期間で集中的に学ぶ必要があります。このため、受験生には高いストレスと努力が要求されます。
  • 卒業の容易さ:

    • 入学後の学業は比較的安定しており、一定の出席率と課題の提出、試験の合格で卒業が可能です。

結論

日本とアメリカの大学は、その入試制度と卒業基準に大きな違いがあります。アメリカの大学は入学が比較的容易であるものの、卒業には持続的な努力と高い学業成績が求められます。一方、日本の大学は入学が難関であり、受験生に高い学力が要求されますが、入学後の卒業は比較的容易です。両国の教育システムの違いは、各国の文化や経済状況、教育の目的によって形成されています。


MARCH理系数学の難易度とは?

akamon lab

MARCH理系数学の難易度とは?

MARCHの理系数学は難易度が高いことで知られています。基礎ができているのは当然として、各単元が合わさった融合問題も出題されます。しかし、才能がないと合格できないわけではありません。正しい順序で勉強すれば、十分合格点は狙えます。

MARCHの大学ごとの数学難易度

明治大学

明治大学の数学は基本的に簡単ですが、合格するためには9割近くの得点が必要です。明治大学理工学部の学部別入試では、大問が3題出題され、第1問がマーク型、第2問と第3問が空欄に適切な数式を入れる形式です。第1問は別テーマの4つのブロック(微分法、高次方程式、確率、ベクトル)に分かれており、教科書の章末問題までしっかり解ければ対応可能です。第2問と第3問は数Ⅲの標準的な問題で、しっかりとした計算力が必要です。

青山学院大学

青山学院大学の数学は標準的な難易度で、明治大学よりは難しいですが、MARCHの中では比較的簡単な部類に入ります。青山学院大学理工学部A方式では、大問が5題出題され、2問がマーク型、3問が記述型です。特に定積分と数列の漸化式から数列の極限を求める問題が出題されます。標準的な問題をしっかり解く力が求められます。

立教大学

立教大学の数学は標準的な難易度で、融合問題が特徴です。立教大学理学部試験では、数学科は大問4題、他学科は大問3題が出題されます。大問1は数値のみ解答する形式で、大問2と大問3は標準的な記述型です。標準的な問題を正確に解く力を身につければ、合格点に到達できます。

中央大学

中央大学の数学は難易度が高く、簡単な問題と難しい問題の配点があまり変わりません。中央大学理工学部の学部別選抜試験では、大問が4題出題され、2問が選択型、2問が記述型です。記述問題も標準的なものから難易度が高いものまであります。簡単な問題を確実に解くことが重要です。

法政大学

法政大学の数学は普通の難易度で、すべてマークシート形式で解答します。法政大学理工・情報科学部のAⅠ方式では、大問が5題出題され、共通テストのように数字を入れる問題と選択肢から解答を選ぶ問題が混ざっています。典型的な問題が多いですが、過去問で慣れておく必要があります。

数学難易度ランキング

MARCHの数学難易度ランキングは次の通りです。

  1. 中央大学
  2. 立教大学
  3. 法政大学
  4. 青山学院大学
  5. 明治大学

このランキングは、問題の難易度だけでなく、合格のしやすさや受験者のレベルも考慮しています青山学院大学、明治大学は偏差値が高いにも関わらず解きやすい構成になっています。きちんと勉強すれば満点も可能で良問といえるでしょう。中央大学は問題自体に独特のクセがあり中央大学専門の対策が必須です。そのためやや難しいと言えます。中央大学はマーク型の問題設定が難しく、記述問題も高い難易度があります。

MARCH数学の入試問題の傾向

明治大学 微分・積分、三角関数、ベクトルの範囲がよく出題され、9割の得点が必要です。

青山学院大学 大問が4~5つ出題され、頻出範囲は微分・積分、ベクトルです。

立教大学 微分・積分、三角関数が頻出で、複合問題が出題されます。

中央大学 大問4つが出題され、半分くらいは難易度が高いです。取れる問題を確実に取ることが重要です。

法政大学 微分・積分が毎年出題され、数Ⅱ・Bがほとんどです。

MARCH数学の勉強法

基礎を固める 基礎をしっかり固めてから標準問題に取り組むことが重要です。基礎を理解せずに進むと、取り返しがつかなくなります。

5分考えてもわからない問題は解答を見る 時間を有効に使うため、5分考えてもわからない場合は解答を見て理解しましょう。

復習を重視 何度も復習して知識を長期記憶に定着させることが重要です。問題を分類し、何度も解くことで解けない問題をなくしましょう。

結論

MARCHの理系数学は難易度が高いですが、正しい勉強法で取り組めば十分合格点を狙えます。基礎をしっかり固め、復習を重視し、問題演習を繰り返すことで合格を目指しましょう。


<<前のページへ123456

アーカイブ

このページのトップへ